My Generation (自転車と本、あるいは音楽)

自転車での走行記録とか好きな本や音楽などをメインにお届けします

「ハドソン川の奇跡」

先日久しぶりに映画を見てきました、「ハドソン川の奇跡」。


C・イーストウッド監督×トム・ハンクス主演『ハドソン川の奇跡』予告編

題材が2019年に発生したUS Airways 1549便の不時着水事故というだけでも興味をそそられるけど、主演がトム・ハンクス、監督がクリント・イーストウッドと来れば否が応でも期待が高まります。離陸後すぐに両エンジン停止という危機に見舞われるも、ハドソン川に不時着水し155人全員の命を救い、英雄となったはずの機長に一転疑いの目が向けられてしまう。極寒の中不時着水という危険を冒さなくても空港に戻れたのでは?ということで国家が調査に乗り出すことに。機長の運命や如何にー というストーリー。

時間も90分程度でコンパクトにまとめてあるし、冒頭より事故発生時の状況が再現され一気に引き込んでくれます。クリント・イーストウッドはもはや巨匠の風格ですね。「グラン・トリノ」、「アメリカン・スナイパー」、「チェンジリング」など彼が発表するここ一連の作品はいずれも質が高く、何より題材がよいです。トム・ハンクスも流石の演技で10月には「ダビンチ・コード」シリーズの最新作が公開予定ですがこちらも楽しみですね。

しかし離陸直後に両エンジン停止って怖過ぎます。不時着水で命が助かったのはよいけど、こんな経験すると夜中に夢で飛び起きたりうなされそうだし、飛行機も当分怖くて乗れないんじゃないだろうかと思います。

高校生諸君、ラグビーするべし!

ちょっと前にWebで興味深い記事を読んだ。

toyokeizai.net

記事の主旨は「漫然と部活を選ぶのではなくて、ちゃんと考えて選んだ方がいいよ」ということなのだが、記事の中にとても興味深いデータがあったので引用してみる。

http://tk.ismcdn.jp/mwimgs/c/7/1040/img_c703bb0ed94874ad87c0fcf06089a7cd337585.jpg

出典:「漫然と「高校の部活」を選ぶと大きな損をする | 「走り」を制する者は仕事を制す | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準」より 注)データは平成27年度加盟登録状況 。登録人数の多い順に掲載。( )は登録校数 登録者数1万名以上のみを掲載 。野球部に関しては高野連調べ

このデータは高体連が発表した平成27年度の高校生が登録した運動部の人数を表したグラフである。見ての通り男子のトップ2は野球とサッカーで甲乙付け難い。3位はバスケットだが、人数はグッと落ちて野球・サッカーの6割くらい。4位以下は陸上、テニス、バドミントンと続く。ラグビーはかなり下のほうで13位、人数は23,000人くらいでトップ2の1割くらい、ハンドボールにも負けてます。確かにラグビーが盛んな大阪でも、北野等かつての有名校で部員が集まらない状態と聞くし、データで見るとはっきりしてくる。

さて、この記事の筆者は人数が少ないラグビーが結構いいのではないかと述べている。

ラグビーは大学で盛ん、かつ就活にも有利。日本代表も狙える

その理由としていくつか挙げられており、引用してみる。

男子のラグビーは、「甲子園」ほどではないが、「花園(全国高校ラグビー)」の注目度も高い。それでいて、ラグビーの登録校は野球の約4分の1で、競技人口は7分の1ほどだ。しかも、高校から競技を開始しても、日本代表クラスになれるチャンスは十分にある。それだけではない、場合によっては競技以外のメリットも存在するからだ。 カレッジスポーツは野球、駅伝、ラグビーの3つが花形。選手として活躍できれば、偏差値的には高くない高校からでも、早稲田大、明治大などブランド力のある大学にスポーツ推薦で進学できる。また、特定の学校から毎年学生を採用する総合商社も中にはあるなど、名門ラグビー部には、有名企業に入る“特別枠”もあり、就活でも大きな武器になるのだ。

現在はトップリーグ各チームの運営が企業ということもあり、ラグビーの強豪から各企業に入るルートがあるし、競技を続けなくても商社等にはルートがあるだろう。ラグビーを頑張って花園で目立てば、名門の大学から一流企業というところが狙える訳である。代表クラスになれば、最近はトップリーグもプロ契約してくれるケースもあるし、スーパーラグビー等の海外リーグも視野に入って来る。五郎丸なんかがよい例で佐賀工業から早稲田大、ヤマハ発動機とキャリアを積んで、今はフランスのプロリーグの選手となった。

ラグビーという競技はどんな体格でも何かしらポジションがある。小さい人はスクラムハーフで活躍できるし、ずんぐりむっくりで鈍足でもプロップをやればスクラムで活躍できる。背が高ければロックをすればいい。細くても足が速ければウイングでトライを取れて目立てます。高校生、中学生の皆さんは是非ともラグビーに親しんで欲しいです。

協会はこの現状を直視すべし

プレーヤーから見ると競争相手の少ない現状というのは歓迎すべきことかもしれないが、協会サイドから見るとこれはハッキリと非常事態である。平成17年のデータを見ると約3万人の登録者があったが、10年で6千人くらい減ってしまった訳だ。ラグビーは15人制だとやはり30人くらいは部員がいないと練習できないし、怪我のリスクは高いので部員はたくさんほしい。しかし、1校で30人というのはマイナー競技としてはかなりキツいだろう。なので部活動以外でも競技が出来る環境が欲しいところだ。サッカーではJリーグ所属クラブはユース組織を保有することが義務づけられているが、トップリーグも同様の仕組みがあってしかるべきではないだろうか?他には7人制のクラブ、選手権を高校に設けるなど方策はいろいろあるはずだ。

名古屋はどうも魅力にかけるらしい…

名古屋市が、全国主要8都市に住む人を対象に行った「都市の魅力やイメージ」に関するアンケートを行ったところ、名古屋が他地域を圧倒して「魅力に欠ける」という結果が出たらしい。

rocketnews24.com

対象の地域は北から札幌、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡の8都市。元名古屋市民としてもこの8都市の中だとしゃーないかなという気がする。ごく稀に「今度、名古屋に行くんだけどオススメのところはどこですか?」なんて聞かれることがあるけど、返答に困ってしまう。というのも名古屋にしかないものって、…ないんですよね…うん。史跡としては「熱田神宮」があってそれなりに由緒正しいけど、出雲大社伊勢神宮に比べると一枚落ちる感じだし、名古屋城も別に現存天守ではないし、大阪城のほうが周辺の公園も含めて大きい。「東山動物園」は動物園としてはそれなりに面白いと思うけど、ピカイチかと言われるとうーむという感じ。「名古屋港水族館」は大阪の海遊館に及ばない気がする。テーマパークも付近では長島くらいでちょっと遠いし、タワーもテレビ塔、東山タワー共にそこまで高くない。名古屋港は物流の拠点としては神戸や横浜より大きいのだが、別に中華街がある訳でもなく、異国情緒が楽しめるかというとそうでもない。

では「名古屋めし」はどうかというと、「味噌煮込みうどん」、「きしめん」、「ひつまぶし」、「台湾ラーメン」なんかは美味しいと思う。ただ、それだけで来るのはつらいので観光とセットということになると思うけど、観光するところがあまりないのがつらいところ。出張のついでがいいと思います。

夜はどうかというと、「錦」という繁華街があってなかなか規模が大きい。ここも札幌の「ススキノ」、福岡の「中州」に比べるとちょっと地味ではあるが、池田公園の周辺に外国人クラブが密集している地域があり、そういうのが好きな人にはオススメと思います。

ドラゴンズもグランパスもパッとしない

プロ野球中日ドラゴンズがあるが、今シーズンは大方の予想通りBクラス。現在最下位で監督も休養中。サッカーは名古屋グランパスがあるけど、第1ステージは14位、第2ステージは10試合やっていまだ勝ちなしと最下位、このままいくと初のJ2落ちになってしまいそう。こちらも小倉監督は既に解任と元気がない。両チームともなかなか厳しい状況だ。

住むところとしては

視点を変えて住むところとしてみると、それほど悪くないと思う。関西には近いし、東京方面も新幹線で2時間あれば着く。人口密度もそれほど高くないし、家賃も首都圏や関西より安いし、主要なチェーンストアは揃ってるんで買い物にも不自由しないだろう。野球もサッカーもホームチームがあるし、コンサートなんかも一部の外タレ以外は名古屋飛ばしはない。

この調査はそもそも名古屋市が行ったもので、結果を受けて魅力向上に向けて対策を検討中ということらしいが、今更観光面で劇的に改善する訳もないし、住み易さをもっと追求したほうがええんでないでしょうかね。

7人制ラグビー男子、リオ五輪で4位

リオ五輪より初めて正式種目となった7人制ラグビー、日本時間10日から開催された男子予選リーグで日本は強豪ニュージーランドを破るなど、2勝1敗で決勝トーナメントに進出、フランスに逆転勝ちしてメダルの期待がかかったが、フィジー、南アフリカに連敗して、メダル獲得はならならかった。

www.sanspo.com

準々決勝でフランスに逆転勝ちした日本、準決勝の相手は7人制ランク1位のフィジー。勢いに乗り撃破したいところだったが、攻撃の時間をあまり多く作れず、グランドを広く使ってくるフィジーに防御を破られ5 -20と敗れた。

もう一つの準決勝はイギリス*1南アフリカ。日本としては予選で惜敗したイギリスのほうが分がいいと思っていたのだが、ロースコアの展開をイギリスが堅守で守り切り7-5で勝利、日本の相手は南アとなった。

そして3位決定戦、パワーとスピードに優れる南アに対して懸命にディフェンスするも一発で抜かれる局面もあり苦しい展開。2トライを取られた後、ゴール前のラインアウトから主将桑水流が中央に1トライを返すも、終了間際にトライを取られて、7 - 21で折り返す。

後半の開始直後、福岡のスピードでゲインしたところを合谷につなぎ中央にトライ、14-21と差を詰め最高のリスタートだったが反撃もここまで。その後は個の力に優れる南アを止められず、攻めてはブレイクダウンでターンオーバーされ、最終的に 14 - 54と完敗。南アのスピード・スター、セシル・アフリカに何度も防御を破られた。

決勝がフィジーが 43 - 7と英国に快勝、フィジーが7人制初の金メダルに輝いた。そしてこの金メダルはフィジーとしても初めてのメダルだそうだ。

メダルは取れなかったけど、強豪のニュージーランド、ケニヤ、フランスに勝ってベスト4に残ったことは、素晴らしいことだと思う。アタックは十分に通用することがわかったし、みんな自信になったんじゃないだろうか。フィジーや南アフリカなどアンストラクチャーな状況からの得点能力が高いチームにどう対応していくかが今後の課題だろう。

女子は10位

女子、さくらセブンズは予選でカナダ、英国と連敗。ブラジルにも負けて決勝トーナメントには進めなかった。特にカナダ、英国には点を取らせてもらえず、力の半分も出せなかったのではないだろうか。その後の下位順位決定戦でケニヤに快勝したが、続くブラジル戦で負けて10位となり、来季ワールドシリーズのコアチーム入りも逃してしまった。

女子の金メダルはオーストラリア、銀がニュージーランド、銅はカナダという結果。

精いっぱい咲いた日本のサクラ 女子セブンズ日本代表はリオ五輪10位|NEWS|RUGBY REPUBLIC(ラグビー共和国)

男子と違ってまだまだ女子ラグビーは普及してないので、今後も競技普及と平行して如何に人材を発掘してリクルートしていくかが課題だろう。

*1:今大会はスコットランドイングランドウェールズの混成チーム

Jeff Beck "Loud Hailer" , Eric Clapton "I Still Do"

久しぶりに音楽の話を。偉大なギタリスト達が新譜を出してます。

Loud Hailer

Loud Hailer


Jeff Beck - Live In The Dark [Official Lyric Video]

まずはJeff Beck。驚いたことに今作は全編ボーカル入り、それも女性。ボーカルだけでなくてギタリストも女性を起用している。かねてからもう一度バンドスタイルでやってほしいと思ってたけどそれが実現した。サウンド的にはこのところ取り組んでいたグランジっぽい路線を突き進めた形だけど、静かな曲もあるし、CHICみたいなファンクチューンもあり、いろいろバラエティに富んでいる。バンドスタイルだからギターが引っ込んでいるかというと、そんなことはなく、Beck先生のギターが堪能できます。

しかしこの年齢で最近はライブも精力的にこなすし、いろいろ新しいことに取り組んでいて頑張るなあと素直に感心しますわ。来日したら是非見てみたいです。

I Still Do

I Still Do


Eric Clapton “Can’t Let You Do It” (Official Lyric Video)

もう1人はClapton。通算23作目のソロアルバムはプロデューサーを"Slowhand"以来、Glyn Johnsとタッグを組んだ。音的には"Slowhand"みたいな感じでレイドバックした感じリラックスできるサウンドで、これはこれでいいですね。仕事帰りに聴くとホッとします。神経障害でギターを弾くのが難しいという情報もあり、心配なところですが、ゆっくり治療してまた元気な姿を見せて欲しいものです。