My Generation (自転車と本、あるいは音楽)

自転車での走行記録とか好きな本や音楽などをメインにお届けします

Eric Clapton, Stingの新譜

Claptonの新譜は"Live in San Diego" とライブアルバム。Special Guest J.J.Caleとあるが、J.J.Caleだけでなく、Drek TrucksやDoyle Bramhol II などが参加していてギターが厚いです。

LIVE IN SAN DIEGO

LIVE IN SAN DIEGO

曲は"Tell the Truth"や"Little Wing" などのDrek & Dominosの曲が多めに取り上げられてファンには嬉しいところ。Clapton には珍しくFunkiyな曲があり、アルバムは大概持ってるのに聴いたことがなかったので調べたら、Derek & Dominos時代にシングルB面として出た曲だそうだ。それがこの曲 "Got to Get Better in Your Life"。


Eric Clapton - Got To Get Better [Live at Crossroads 2013]

こういう曲はリズム隊のよさが際立つなあ、さすがGadd先生と思ったら Steve Jordanだった。BassはWillie Weeks、いいですね。Disk2 に入ってるBluesがまたいいです、"Little Queen of Spades","Further on Up the Road" ここぞと弾きまくる Clapton に会場も盛り上がってます。

こちらはSting の新譜。久方ぶりにRockしてます。

57TH & 9TH / DELUXE ED

57TH & 9TH / DELUXE ED


Sting: I Can't Stop Thinking About You (Live) - New Single | from "57th & 9th"

Stingのソロはだいぶ Jazz寄りで"Englishman in N.Y." なんかはいいんだけど、ちょっと落ち着き過ぎなところもあり、その点新作はいいですね。でも、こういう曲調だとPoliceでやって欲しいなあと思ってしまう。

ラグビー日本代表、欧州遠征は一勝二敗

2016年ラグビー日本代表の11月欧州遠征はジョージアに勝ち、ウェールズとフィジーに負け、一勝二敗の成績。新ヘッドコーチ、ジェイミージャパンの始動はまずまずと言うところだろう。

11月初旬に秩父宮でアルゼンチン代表で初陣を飾った日本代表だったが20-54と完敗。特に相手フォワードに接点で負けていたし、セットプレーが安定しなかったのに加え、組織ディフェンスが脆く、再三内側に抜けてくる相手を止めきれず簡単にトライを許していた。

アルゼンチン戦後欧州に旅立ち、まずはジョージア戦、ここのフォワードは特にスクラムが強く苦戦が予想された。案の定前半はかなり押し込まれていたが、後半は改善され一気に押されることはなくなり、バックスの展開力で連続トライを取り逆転、28 - 22と競り勝ち、ジェイミージャパンとして初勝利を飾った。

遠征の白眉は世界5位のウェールズ戦。2013年に秩父宮で勝ったが、あの時のウェールズは主力をライオンズの遠征*1に取られており戦力が落ちていた。でも、今度は相手ホームでバリバリの一本目だ。ここまでの2試合の反省が活かされセットプレーも安定して、ウェールズにリードを許すも離されず食らいつく。緊迫した展開で残り5分の段階で30-30と同点に追いつくも、ボールをコントロールできず相手に渡してしまい、最後はドロップゴールを決められて惜敗。いやー惜しかった。

number.bunshun.jp

続くフィジー戦は勝利が期待されたが、25 - 38で負けてしまった。フィジーは以前はスクラムがあまり強くなかったが、このところ改善されてかなり強くなっている。やはり南太平洋諸国は個々が強いし、侮れない。

バックスでトライが取れる

この4試合で1勝3敗という成績だったのだが、見ていて思ったのは大体どの試合も20点から30点は得点できるということ。特にバック3でトライが取れるのがいい。スピードに優るウイングの福岡や、フルバックの松島でトライが取れるのは頼もしく、ポジティブな点だろう。ネガティブな点はやはりディフェンス、結構あっさり抜かれてしまうことが多かった。今回のメンバーは昨年のW杯の主力が半分くらいしか参加してなくて(リーチも五郎丸も辞退)チームとしてまだまとまってないということだろう。それでも、そこそこ僅差の試合が出来てるということはサンウルブズや海外リーグに所属する選手が増えていることで、代表の底上げが出来ている証拠と言えるだろう。

来年はアイルランド、豪州が来日予定

2019年にW杯が開催されることもあり、強豪も日本で試合したいという思いがあるようだ。既に2017年は6月にルーマニアアイルランドが来日決定。アイルランドは2試合するようだ。そして11月はオーストラリアの来日が決定!何と豪州は代表としては初来日らしい。来年も楽しみな試合が続きます。頑張って欲しいです!

*1:4年毎にBritish & Irish Lionsとして英国4協会から代表を選出し、南半球に遠征している。次は2017年にNZに遠征。

五十肩に悩まされる

4月頃から左肩の調子が悪く、6月の終わりごろから急に悪化してきて7月に入るともう左手を動かすことも辛くなった。どれくらい動かないかというと頭が洗えない、左へ引く引き戸を引けないというレベル。当初は整骨院に行っていたがちゃんと検査せんとまずいと思い、病院でレントゲンとMRIを撮影した。結果、骨とか腱板に異常はなく、その他の所見も確認できず、炎症があることがわかったくらいで原因が特定できなかった。

www.skincare-univ.com

Webを検索しても原因不明かつ治療には時間がかかりそうということはわかったが、なかなか有力な情報は得られない。8月からは大阪の肩専門の病院を紹介してもらって、そこに通っている。何度か注射をしてもらって、少し改善したのだが、完治にはほど遠い状態で地道にリハビリを続けていた。

ost.samp.co.jp

あまり改善しないので先生からは手術を勧められたのだが、予約がかなり先まで埋まってて最短で年末ということだった。世の中にはそんなに肩で悩んでいる人がおるんやと驚くと共に、そこまで待たんといかんというのも辛い所。そんなある日先生から別の治療法を勧められた。カテーテルを左手首から動脈に突っ込んで肩まで通し、肩に抗生物質を投入して毛細血管を塞栓するという治療法で、かなりの効果が見込めるとのこと。

地道なリハビリも少しずつだけど効果があり、カテーテルというのもあまり気乗りがしなくて受けるべきかは悩んだが、寝るのもつらい時があったのでこのままもいかんと思って10月の半ばにカテーテル治療を行った。

結果、状況はかなり改善、痛みはかなりなくなり、肩もかなり動かせるようになってきた。(完全に痛みが無くなった訳ではないが)今は早く回復すべくリハビリに励んでいるという状況。

しかし、こんなに長引き大事になるとは思ってもみなかった。7月以降痛みが増してからは左手の可動域がかなり制限されて、運動はできないし、日常生活にも支障があった。左を動かしてないので筋力が著しく衰えてしまっている。自転車はママチャリならいいけど、ロードバイクだと前傾ポジションが取れないのでダメ。5、6月は痛い時はあったけど自転車にはさほど支障がなかったのだが、夏以降はロードには乗れなくなってしまった。

人間、年をとればそれなりに経年劣化するという話でした。

日本シリーズは日ハムに軍配

2016年の日本シリーズはセが広島、パは日ハムと共に順当にクライマックスシリーズを勝ち抜き、レギュラーシーズン1位同士の対戦となったが、4勝2敗で日ハムがカープを退け、10年振りの日本一を決めた。

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この記事にあるように1、2戦を広島が穫っての3戦目、札幌ドームでのゲーム、8回の攻防で広島にミスが出てしまい、結果的にここで流れが変わったかなという気がする。あと広島は中継ぎ陣を7回今村、8回ジャクソンと固定して投入したが、これが裏目に出てしまったと思う。第5戦での西川が放ったサヨナラ満塁ホームランで完全に日ハムペースになってしまった。第7戦で黒田と大谷の対決を見たかったです。

でも、今年の日本シリーズは面白かった。両チームとも地元ファンが凄いけど、カープのほうが久々の分応援が凄かったですね。真っ赤に染まったマツダスタジアム、一度は行ってみたいです。マツダスタジアムは12球団で一番いいスタジアムだと思います。

思えば、私が子供の頃カープはとても強かった。北別府とか大野とかいい投手が揃ってたし、打つ方も山本浩二、衣笠とかいい野手が揃っててええチームでした。それがFAで主力が流出し、逆指名でいい選手が入ってこないという悪循環に陥り、なかなか勝てなくなってしまいました。でもこのところドラフトでマエケンとか(メジャーにいっちゃいましたが)野村とかいい新人が獲得できて、黒田・新井が帰ってきたタイミングもよく、今年のチームはいいチームだったと思う。

最後に黒田投手、お疲れ様でした。

平尾さん、逝去

既に皆さんご存知のことと思いますが、日本のラグビー界に多大な貢献をされた、名選手平尾誠二さんが逝去されました。

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昨秋以来体調が悪く闘病されていたということでしたが、全く知らず突然の訃報にとても驚きました。

高3の時に伏見工業で花園を制覇、同志社大学では大学選手権を3連覇、そして社会人では神戸製鋼で日本選手権7連覇の金字塔とその選手生活は輝きに満ちてました。我々の世代でラグビーをしていた人にとって、まず間違いなく憧れた人だったと思います。プレーヤーだけでなく、端正で甘いマスクで女性陣の人気を独り占めしてましたね。ラグビー人気が絶頂だった頃、平尾さんの貢献度はプレーでも人気面でもとても高かったと思います。今、当時の動画をyoutubeなんかで見ると女の子の声援が凄いです。

ポジションはスタンドオフかインサイドセンターでしたが、私はセンターの平尾さんが好きでしたね。日本代表でも活躍、ワールドカップも第1回から第3回まで出場されており、ジンバブエに勝った試合にも出場されてましたし、89年5月に秩父宮スコットランドを撃破した試合にもセンターとして出場されていました。バーズアイと言いますか、スペースを見つけるのが抜群に上手く、クレバーなプレーが好きでした。

現役引退後は指導者としての道を歩み、99年には日本代表監督としてW杯を戦いましたが全敗。この時に現在の代表監督、ジェイミー・ジョセフ氏を起用してます。ジョセフ氏が日本代表の監督に就任したのも平尾さんが撒いた種だったとも言えるでしょう。

享年53歳、あまりにも早い人生のノーサイド。内向きなラグビー界の中では珍しく外の世界の人と交流があり、そういう意味でも本当に惜しい人を亡くしてしまったと思います。2019年の日本で開催されるワールドカップを楽しみにしてたでしょうね。本当に残念でなりません。

謹んでご冥福をお祈りいたします。