”アンコール” 渡辺貞夫
- アーティスト: 渡辺貞夫,デイヴ・グルーシン,ラッセル・フェランテ,ロベン・フォード,ベン・ウィリアムス,ウィリアム・ケネディ
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2017/05/24
- メディア: CD
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5月末くらいに出た渡辺貞夫のライブ盤。曲目見て”ムズーリ”とか”ナイスショット”とか古い曲やってるんだと思ったら、それもそのはず一世を風靡した武道館でのライブ盤「How’s Everything」の再演ライブということだった。
80年のライブはギターはエリック・ゲイル、ドラムはスティーブ・ガッド先生、ベースはアンソニー・ジャクソンとかなり豪華なメンツだったが、今度のライブもなかなかのメンツ。鍵盤のデイブ・グルーシンは前回と同じで、ギターがロベン・フォード。これはちょっとビックリした。ベースがベン・ウィリアムス、この人はパット・メセニーなんかと一緒にやってるみたいだ。ドラムはウィリアム・ケネディ、イエロー・ジャケッツのドラマーとしても名高い。もう一人鍵盤がいて、ラッセル・フェランテもイエロー・ジャケッツの人。イエロー・ジャケッツはロベン・フォードのバックバンドから立ち上がったそうで、フォード一派で固めたということかな。
「How’s Everything」発表当時、世間ではナベサダは結構人気があったが、通な人たちからは「売れ線に走った」とあまり評判がよくなかったと記憶している。私はジャズにどっぷりハマってないんで、これくらいで十分いい感じです。(そんな私でもカシオペアとかになってくるとちょっと苦手である)巷でいうところのスムース・ジャズの源流みたいな感じではないだろうか。
Youtubeを探してもあまり新しい映像はなかったんで80年ライブの映像を。曲はベタですが、「マイ・ディア・ライフ」。ナベサダはアルトの人だと思ってましたが結構ソプラノも吹いてるんだと再認識しました。
Sunwolves 今季最終戦を勝利で飾る - Super Rugby 2017
今季、最終戦は秩父宮でニュージーランドから Bluesを迎え撃ち見事に撃破、今季2勝目を上げた。
まさか Bluesに勝つとは思ってませんでした。前半はリードされて折り返すも、後半向こうにシンビンが出てその間に2トライを取れたのが良かった。いつもやられてることをこちらがやれて、NZ勢から初勝利。40点以上のスコア、8トライ、勝ち点5獲得と初づくしの勝利だった。しかし、松島のステップここ数試合キレッキレですね。凄かったです。
しかし、この猛暑の最中、真っ昼間にラグビーするなんてちょっと選手も観客も大変だ。ナイターは秩父宮の照明がスーパーラグビー 基準に達してなくてダメだったらしい。まあ勝てたのもこの天候が一因だと思うので、我慢せんとあかんかもですね。
これで昨季の1勝1分13敗の最下位から2勝13敗の17位と順位を一つ上げれました。ま、全然褒められた成績ではないけれども昨年よりはちょっとは良くなったということですね。
攻撃は通用するが、防御が課題
今季は松島、福岡、中鶴らのバックスリーがよくトライを取れていた。スクラムは何試合か崩壊したが、全般的に見て昨年よりはかなり改善された。ラインアウトも昨年よりはよくなってた。もともとアタックは昨年も通用した部分もあったが、今季の方が更に良かったと思う。しかし、勝利に結びついたのは2試合だけ。ディフェンスが悪くなってしまったからだ。
昨季終盤に怪我人が多数出て戦力が低下したということもあり、今年はいろんなメンバーをゲームに起用してきた。これは日本代表の底上げにも結びついているが、反面メンバーを固定してないが故の戦術の理解度に差が出たり、チームとして熟成しないというデメリットもあり、悪い方に出てしまっている。昨年は堀江や立川ら2015年W杯組が結構出ていたが、今季は2015年組の出場が少なく、どうもディフェンスが甘かった。序盤は僅差の試合も幾つかあったが、勝ちきれなくて波に乗れなかった。シーズンへの準備期間も少なく、ここも課題だ。
来季は3チーム減って15チームに
来季はリーグから3チーム少なくなることが発表されている。南アカンファレンスから2チーム、チーターズとキングスの除外が決定。豪州カンファレンスからも1チーム少なくなり、ここにSunwolvesが入ることが確定している。(豪州の除外チームは未決定)豪州カンファレンスへの移動はSunwolvesに取っては距離的に近くなるし、ラグビーの質という点でも南アよりは豪州の方が戦いやすいのではないかと思われ、メリットが多いと思う。
2年通算で3勝といささか寂しい結果だが、来季は勝利にこだわって欲しい。決勝トーナメントは難しいかもしれないが、5, 6勝はあげて欲しいところです。
村田、疑惑の判定負けとその後の展開 - ボクシング WBA 世界ミドル級タイトルマッチ
5/20日、有明コロシアムで行われたボクシングWBA世界ミドル級タイトルマッチに、ロンドん五輪で金メダルを獲得し、プロに転向した村田諒太が挑み、久しぶりのミドル級王者誕生が期待されたが、判定で敗れベルト獲得は成らなかった。
相手はフランスのアッサム・エンダム、タフな相手だったが、村田は4回にカウンターでダウンを奪うと以降のラウンドは終始優勢に試合を進め、手数に優る相手に対し、力強い一発で応戦。何度か相手をぐらつかせるシーンもあり、12回フルラウンドを終えてこれは勝ったなと思ってたら、1 - 2でまさかの判定負け。敵地ならともかく日本で試合をして不利な判定が出るなんて、ホームタウンディシジョンはどこに行ったの?どうも手数に優るエンダムが有利と見られたみたいだが、手数っていうても大体はブロックしてたのにそんなものも有効なのか?と釈然としなかったが、色んなところで問題となっているようだ。
WBA会長は再選司令
村田が所属する帝拳ジムの本田会長も「ひどすぎだ。負けは絶対にない」と怒りを露わにすれば、WBAの会長はtwitter上で「自分の採点では村田が勝っていた。再選を指示する」という趣旨の投稿をするなど判定は物議を醸した。エンダムの母国フランスでも判定には疑惑の目が向けられているらしい。
ジャッジの一人は大の日本人嫌い
パナマ出身のジャッジ、パディージャ氏はこれまで9戦日本人が戦ったタイトルマッチの審判をしているが、日本人有利の判定を下したことは一度もない。何でも大の日本嫌いで通ってるらしい。亀田ーランダエダ戦でも亀田に勝ちを付けなかったくらいだ。
日本ではWBAが最も権威ある団体として認知されてきたが、どうもそうでもないようでWBOやIBFの方が勢いがあるらしい。
さて、進退に注目が集まっていた村田は現役続行のようだ。この日の試合で株が上がってWBOやWBCからお誘いがかかっているという。ミドル級のマッチメイクは世界一困難を極めると言われているが、また我々をワクワクさせるカードが実現するといいし、何より村田選手にいい環境で試合をしてもらいたいですね。
井上は圧巻のTKO勝利。米国進出を視野に。
翌日はモンスター井上が3回TKO勝利。序盤から力量差は明白だったが、ダウンを奪った下りながらの左フックは強烈だった。
次戦はいよいよ米国という話もあるようでこちらも楽しみですね。
2019 Rugby World Cup 予選プール決定、日本はアイルランド、スコットランドと同組に
2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップの予選プール抽選会が5/10日、京都の迎賓館で行われた。日本はAプールとなり、アイルランド、スコットランドと同組になった。
これまで日本は厳しい組み合わせになることが多かったが、控え目に言って恵まれた組合せになったと言えるだろう。まず南半球勢と同組にならなかったし、欧州勢もエディーさん率いるイングランドを避けられた。スコットランドに雪辱するチャンスも貰えた。残りの2チームは欧州1位と欧州・オセアニアプレーオフの勝者ということになるが、現在のところ欧州1位はルーマニアが有力。欧州2位はスペインかロシアあたりだが、オセアニアはサモアかもしくはトンガになりそうで、ここはオセアニアが有力か。
しかしこうなってくると6月のテストマッチが凄く重要になってくる。6月に日本はルーマニアと1試合、アイルランドと2試合を日本に迎え撃つことが決まっているのだ、惜しむらくはアイルランドが今年はライオンズ遠征に主力を取られているので、日本に来るのはバリバリの1軍ではないということか。(その分勝つチャンスは増えるのだが。過去、スコットランドとウェールズに勝った時もライオンズ遠征の年だった。*1)
もちろん現在のランキングではアイルランドが4位、スコットランドが5位であリ、日本より強いことは明らかなのであまり浮かれてもいられない。アイルランドは昨秋にニュージーランドに勝ち、今春の6カ国対抗でもイングランドを破り全勝優勝を阻止しており今、勢いに乗っている。スコットランドには前回大会でも完敗だったし、昨年日本で2試合やったが、いずれも負けている。W杯から比べると差は着実に縮まってきているが、ひっくり返すには至っていない。今年の6カ国対抗ではイングランドには大敗だったが、アイルランド、ウェールズ、イタリアを撃破、フランスにも僅差負けと力のあるところを示している。ルーマニアにはこのところ勝ててはいるが、スクラムの強さには定評があるし、トンガ、サモアは勝ったり負けたりだが、W杯に限ると前回のサモアに勝った1勝のみ。つまり簡単に勝てる相手などいないということだ。
ただし、今までと大きく違うのは昨年よりスーパーラグビーにサンウルブズとして加入していること。サンウルブズの成績そのものは芳しいものではなく、今季もここまで1勝と結果が出ていないが、僅差の試合が増えているし、若手を多く起用していることは日本代表のチーム力底上げに貢献しているはずだ。その辺りが6月のテストマッチでどう果実として収穫できるのか、非常に楽しみです。
宮里陽太 "Blessings", "Live Pleasure"
すっかり更新がマンスリー化しております。毎週東京出張続いているせいもあって、出張前夜は早く寝たいし、帰着日もあまり時間がない。東京ではホテルなんで時間がないこともないけど、iPadしか持参してないんで、ちょっと長文を入力するのはしんどい。iPad用のキーボードは使ったことないが、iPadと同じサイズだと使いにくそうな気もしてまだ手を出していない。どうしたものかと思案中です。
さて、久しぶりの音楽ネタです。山下達郎バンドに抜擢されたサックスプレーヤー、宮里陽太の3rdアルバム “Blessings”です。
- アーティスト: 宮里陽太
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2017/03/15
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1st, 2ndと違う点がいくつかあって、全曲彼のオリジナルということと、今作は東京で録音した曲が多い*1ようだ。ただ全部ではなく、いくつかはこれまでに録音したけど未発表だった曲が入っています。サウンド的にはこれまでのスムースジャズから大きくは外れてないけど、ギターが強調されてたり、ラテンのリズムを取り入れたりと新しい要素はありますね。2ndが思いの外、落ち着いた印象だったけど今作はもう少しアクティブな感じはします。
今作に収録されている"Clean Up"という曲がyoutubeにありました。もっともこちらの動画は2013年とあるので、曲そのものはもっと前からあるんでしょうね。アクティブな曲もいいけどこういう曲調の方がむしろ彼の良さが出てるかもです。
宮里陽太×小笠原拓海 LIVE 「Clean Up」 2013.7.6 New Retro Club
3rdアルバムの前にライブアルバムも発表されてます。こちらは昨年に発売されてます。
- アーティスト: 宮里陽太
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2016/11/30
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1st, 2ndからの選曲で4人編成。私はピアノとのデュオは見た事あるんだけど、4人編成はまだ見た事ないんで、一度見てみたいです。(下はそん時の記事)
*1:1st,2ndはNY、ロスで録音されている。