My Generation (自転車と本、あるいは音楽)

自転車での走行記録とか好きな本や音楽などをメインにお届けします

米ギブソン チャプター11適用

既に広く報道されているけど、アメリカの楽器メーカーとして有名な米ギブソン・ブランズが5月1日、米連邦破産法第11章(通称チャプター11)の適用を米裁判所に申し立てた。

realsound.jp

まあ、平たくゆうと経営不振で倒産っていうことだが、チャプター11というのは日本の民事再生法にあたるもので、会社の清算よりは再建に重きを置いているということと、主力の楽器のほうはまあそれなりに利益があるらしいが、副業が赤字でそれを整理するということで、ギター好きにとってはまずは一安心という感じ。

エレキギターの世界ではレスポールに代表されるギブソンストラトキャスターを擁するフェンダーが2大巨頭で、プレーヤーもどちらかのギターをメインに使ってることがほとんどである。例えばエリック・クラプトンストラトを主に使っているし*1、ジミー・ページはレスポールを主に使ってます。私はどっちかというとフェンダーのギターのほうが弾きやすいかなとは思うけど、ギブソンも全然OKです。

https://s3.amazonaws.com/images.gibson.com/Products/Electric-Guitars/2018/Custom/57-LP-Goldtop/LPR57VOAGNH1_MAIN_HERO_01.jpg

例えばゴールドのレスポール、いいですねえ。ちょっと重たいのが難点。

http://s3.amazonaws.com/images.gibson.com/Products/Acoustic-Guitars/2018/Hummingbird-Regal/SSHBREG8_MAIN_HERO_01.jpg

こちらはアコースティックギターハミングバード。ピックガードにハチドリが彫ってあるのでその名が付いてる。フェンダーと違う点の一つはアコースティックギターもいろいろ名器があるという点。

http://images.gibson.com.s3.amazonaws.com/Products/Electric-Guitars/2018/Memphis/ES-335-63-2018/ES6318SCNH1_MAIN_HERO_01.jpg

で、私が一番欲しいのがこのES−335。アコースティックギターみたいに穴(ホール)が空いてるんで、セミアコと言ったりする。335の場合は完全に空洞ではなくて、センターはブロックが入ってるので、ソリッド的でもありアコギ的でもあるという特徴がある。


Warren Haynes plays Gibson Signature ES-335 / Soulshine / The Allman Brothers Band

音的にはこの動画のような音が鳴ります。空気感のある音とでも言えばいいんでしょうか、とてもええ音です。 欲しいなあ、でも高いんよねー。新品だと安くても30万くらいは覚悟せんとあかんし、カスタムショップ製とか上見たらキリがない。宝くじとかお馬さんに頼むしかないかなー。

*1:ES-335なんかのギブソンは使ってたりする

ヒデキはロッカーだった

歌手の西城秀樹さんが亡くなられた。まだ63歳ってことでまだ若いのに残念です。我々の世代は子供の頃はヒデキの歌にドップリはまった世代だと思う。「ザ・ベストテン」等の歌番組でよく出てきてたし、「YOUNGMAN」等のヒット曲も数多く、アイドルでありながらも派手なマイク・パフォーマンスもありカッコよかったです。

報道で知ったのだが、かなり洋楽に詳しく自身のコンサートではいろいろ洋楽のカバーをしてたそうだ。キング・クリムゾンの「エピタフ」とかもやってたらしく、ちょっとびっくり。で、Youtubeにはいろいろありますね。

クイーンの" We Will Rock You"、音は40秒くらいから。カッコいいです。fast バージョンまであります。リンクたどって見てください。


伝説のスタジアム・コンサート ウィ・ウィル・ロック・ユー'79

こちらはレインボーの ”I Surrender" です。本家のジョー・リン・ターナーより声量あるかもです。こんなのまでカバーしてるなんて知りませんでした。


西城秀樹~HIDEKISAJIO~I SURRENDER

単なるカバーじゃなくて、ヒデキ節になってるところが凄いですね。

他にもKiss, Journey, Rod Stewart, StonesとかBon Joviなんかもカバーしてたそうです。いや〜知りませんでしたね。洋楽カバー集の音源まとめて聴いてみたくなりました。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

日大タックル問題その2


タックルは監督の指示 日大選手会見ノーカット5(18/05/22)

日大タックル問題で悪質なプレーを行った選手が謝罪会見を行った。 この会見でいろいろ明らかになったが、重要なのはコーチの発言だろう。

コーチは選手に対し『関学との定期戦がなくなってもいいだろう』『相手のクオーターバックがけがをして、秋の試合に出られなかったらこっちの得だろう』と言ったらしい。これは首脳陣に相手のプレーヤーに対して故意に怪我をさせる意図があったということだ。また、定期戦の消滅にも触れており、プレーが問題になることを覚悟しているようにも思える。

このコーチは日大OBでもあるが、大学の伝統である定期戦がなくなってもいいという発言はちょっと信じがたい。更に選手に対して相手を怪我させないと試合に使わないと言ったらしいが、これもまたびっくりである。そんなの指導じゃなくてただのパワハラじゃないか。

この会見で日大の監督、コーチの指示だったということがほぼわかったのだが、まだ逃げ道があるような気もする。

監督よりはコーチのほうが密に関与してたようなので、監督は「コーチに任せていた」と言うかもしれない。 コーチも「つぶせ」とは言ったが「反則しろ」とまでは言ってないと言うかもしれない。

しかし、日大アメフト部が想像以上に理不尽なことを強要する組織だということは揺るがない事実だ。逃げれば逃げるほど事態は悪化するだろう。

顔出し、名前出しで会見に臨んだ選手、勇気ある行動だったとは思う。だけど、それだけのことが出来るなら何故あの場で踏みとどまれなかったのか?とも思う。それだけ追い詰められてたってことなのかな。

日大アメフトタックル問題

日大と関学のアメフト定期戦で起きたタックル問題、えらい騒ぎになってます。


【殺人タックル!】関学大アメフト部が激怒した日大選手のタックル

このタックル、プレーとしては非常に悪質で、パスを投げ終えたQBに対して数秒後に後ろから猛然とタックルに来てます。一発退場でも全然おかしくないと思ったけど、定期戦だし試合開始直後だからかその後もプレーが許されました。

最初はプレーヤーの勇み足かと思ったけど、どうもそうでもないらしい。監督が指示したのでは??という疑惑のようです。まあ、チームスポーツの場合、いいプレーヤーに対してマークをきつくするのはある種当然で、好きにさせたら負けてしまうので、アメフトに限らずプレッシャーを強めにかけるということは戦術として普通にあるでしょう。野球なら「厳しく内角を攻めろ」とか指示するだろうし、サッカーなんかでもエースストライカーがボールを持てば厳しくチェックに行くだろう。

ラグビー、アメフトのような格闘技要素が強い場合は接触プレーを激しく行くというのはままあると思う。ただ、激しく行くといってもタイミングが合わないといけないし、反則取られたら元も子もないので、普通はアーリー気味もしくはレイト気味に反則取られないギリギリを見計らう訳だけど(褒められたことではないが)、問題のプレーはその点ではあからさまに過ぎて、ちょっと次元が違う感じ。ここで疑問なのだが、いくら指示したとしてもあそこまであからさまなプレーを指示したのか?ということ、そして指示されたとしてもその通りに遂行できるものか?ということ。

仮にあからさまでもよしと指示したのなら、指導者としての資格はないし、今後一切アメフトに関わってはいけないと思う。またプレーヤーのほうも、一部報道では追い詰められていたという報道もあるようだが、自制できなかったのかという思いは残る。いずれにしても指導者はもっと真実を語らないといけない。

ただですね、確かに悪質なプレーではあるけども連日連夜ワイドショー、ニュースで取り上げないといけないのか?とも思います。そういう意味で誰かが言ってたけど今の日本はほんまに「一発レッド社会」やなあと思います。

生頼範義展に行ってきました

先日の土曜日(1/27)上野の森美術館で開催されていた生頼範義展に行ってきました。

西郷さんと久方ぶりにご対面しました。中学の修学旅行以来だと思われます。

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上野の森美術館は上野公園の中にあります。上野も海外の人が多いですね。

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"The Illustrator "とある通り、とりわけ我々の世代にとって生頼範義氏はとても馴染み深いイラストレーターです。 80年代に一世を風靡した「復活の日」などの角川映画とかスターウォーズ等のSF映画のポスターとか、作品を目にすることが多かったと思います。

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一部撮影可能エリアがありました。これは「ゴジラ対メカゴジラ」。

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本のカバーもピラミッドみたく並べてありました。

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ガンダム、これは「逆襲のシャア」ですね。

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これは平井和正幻魔大戦に出てくるベガのフィギュアですね。かっこイイです。平井和正幻魔大戦シリーズだけでなく、ウルフガイシリーズも氏のイラストです。

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当時出版されてた雑誌「SFアドベンチャー」の表紙カバーです。魔女をモチーフとした連作でずっと表紙を飾っていたそうです。

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こっちはその下絵ですね。

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こちらはオリジナルのイラストで、かなりの大きさです。

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自画像だそうです。

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もちろん、撮影可能なのは一部だけでたくさんの作品が展示してありました。氏の作風は独特なのでて本やポスターなど目にすれば大体わかるのですが、クラシックのレコードとか吉川英治作品のイラストなんかも手掛けていて、私的には意外でした。

結構混んでてそれも意外でした。まあ私はあまり絵心がないので恒常的に展覧会などには行かないので知らないだけで、これくらいは普通なのかもですね。