My Generation (自転車と本、あるいは音楽)

自転車での走行記録とか好きな本や音楽などをメインにお届けします

 「イヌ好き?ネコ好き?それ以外?」

犬好きか、猫好きかと問われれば「犬好き」と答えることになります。

でも、その昔は「犬嫌い」でした。

幼少の頃、近所にでかくて凶暴な犬がいてそいつに追いかけられたことがあり、(これは怖かった)それがトラウマとなっていて犬が怖くなってしまったのです。
加えて近所に警察犬訓練所があって、前を通るとデカいシェパード達がが吼えまくってくれまして、「犬嫌い」に拍車がかかりました。
思い返せば昔は近所に犬を飼っていた家がたくさんありましたけど、今みたく室内犬はほとんどなくて、秋田犬とか柴犬とか番犬タイプばかりでみんな外で犬小屋にいましたし、前を通るとしっかり吼えてくれましたねえ。

転機が訪れたのは高校生の頃。父親が会社の知り合いから子犬をもらってきたのです。紀州犬の雑種でした。あまり気乗りはしなかったのですが、まだ生まれて2、3ヶ月くらいだったし、まあいいかと。
我が家に来てしばらくは1日中震えていて、かわいそうで2、3日は一緒に寝ましたね。
散歩に行くのは私の日課になったのですが、犬好きの人は必ずといっていいほど寄ってきて可愛がってくれました。真っ白でしたし紀州犬は独特の愛嬌があって、「犬好き」には堪えられない魅力があるようでした。
そういう経験を経ていつしか私の「犬嫌い」は「犬好き」に変わりました。
「犬好き」に変わると不思議なもので以前のように吼えられることが減ったような気がします。(こちらも大きくなったから?)

猫なんですが、学生時代下宿していた部屋にちょくちょく猫が出入りしていました。どうもその部屋が近所の猫のテリトリーの一部だったようで。
ある夜(結構深夜でした)、部屋の扉をトントン叩く音で目が覚めて扉を空けると、猫がいて何食わぬ感じで入ってきて空けていた窓から出て行きました。
どうも自分が通りたいために扉を開けて欲しかったみたいです。ちょっと呆然としました。
またある晩やけにお腹が重く感じて目が覚めると猫が布団の上(お腹の上)に丸まって寝ていました。(ホントです)この時はかなり吃驚しましたし、ちょっと不快に感じて追い出してしまいました。(猫を飼っていないのに夜中に目が覚めたらお腹の上に猫がいる状況を想像してみてください。)

その後もちょくちょく訪れてきましたが、こちらがあまり友好的でないと覚ったのか、そのうちに来なくなりました。

思うに猫は犬に比べるとマイペースであり、そのペースにあわせてあげられる人でないと懐かないような気がします。どうも私は猫とは相性がイマイチかも。