My Generation (自転車と本、あるいは音楽)

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"Love Is Strange" Jackson Browne & David Lindley

今年の3月にSheryl Crowジョイントで来日したJackson Browneのライブが発売になった。

Love Is Strange

Love Is Strange

この人も米国を代表するシンガーソングライターの一人である。以前紹介したCarole KingJames Taylorといった人達が東海岸出身であるのに対して、Jacksonは西海岸出身。いわゆるウエストコーストサウンドと言われるカテゴリーに位置する人で、70年代後半から80年代初頭にかけて「プリテンダー」、「孤独なランナー」などヒットを連発した。ちなみにEaglesがヒットさせた”Take it easy”はこの人とグレン・フライ*1の共作である。歌詞の内容が社会的なことでも有名で(特に80年以降その傾向が顕著)民主党*2の熱心な支持者らしい。
今回のライブアルバムはそのキャリアのピーク時にサポートバンドで一緒にやっていたDavid Lindleyとのツアー。2000年以降ソロ・アクースティック・ツアーをするなど精力的にライブを展開しており、本盤は2006年にスペインでツアーした時のものだそうだ。Jackson のアコギにDavid がフィドルやワイゼンボーン、マンドリンなど様々な楽器を操って彩りを加え、さらに地元のミュージシャンとも共演している。そういった経緯からいつものカントリーに根ざしたサウンドというよりは、中南米的な風味が強い。昔からのファンにはそのあたり受けがもう一つのようだが、これはこれで全然アリだと思う。二人とももういいおっさんだけどまだまだ元気、Jacksonは声の衰えも感じないし二人とも楽しんで演ってるのが伝わってくる。これからも素晴らしい音楽を届けて欲しいもんです。
youtubeにも二人のライブがあったのでご紹介。(ほんといい時代になったもんです)

曲はベタだけど "Take it easy"。Eagles版もいいけど、Jackso版も実に味わい深いです。

*1:言わずもがなEaglesのオリジナルメンバーの彼です

*2:もちろん米国の民主党であり、小鳩管とは関係なし。