「百寺巡礼」奈良編 五木寛之

ロードバイクであちこち回るようになって、京都や奈良の神社・仏閣を訪れるようになった。それまでは神社・仏閣というと必要がないと行かなくて、観光で訪れたというとここ20年でわずかに銀閣寺、清水寺、東大寺くらいのものであった。ロードバイクに乗るようになってからも主目的は自転車で走ることであり、神社・仏閣が主ではなかったのだけれど、いくつか訪れるうちになかなかよい所があることがわかってきたのと、訪れてみて案内板等を見て初めて知ることも多々あり（もしくは思い出す）、もう少し予備知識があるといいような気が何となくしていた。

百寺巡礼 第一巻 奈良 (講談社文庫)

この本はたまたま近鉄百貨店にある本屋で偶然見つけたのだけど、五木氏の視線が意外とシロウトよりな感じがしたし、個々の寺に関する情報量もちょうどよい感じがしたので、奈良編と京都編１を買ってみました。
この本の中ではちょうど半分、薬師寺、法隆寺、当麻寺、飛鳥寺、唐招提寺を訪れたことになるけれども、やはり事前知識はあるに越したことはないと思った。読んでから行っていれば、見るべきところがまた違ったと思う。残りの室生寺、長谷寺、秋篠寺、中宮寺、東大寺は読んでから行こうと思います。