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My Generation (自転車と本、あるいは音楽)

自転車での走行記録とか好きな本や音楽などをメインにお届けします

2010年回顧 <book編>

映画、音楽につづいては本ですが、新作の単行本を出てすぐ読むというケースはほとんどなく2010年回顧なんてできないので、昨年読んでよかった本の中でまだ紹介してないものをいくつか蔵出ししようかと思います。

■「夏への扉」:ロバート・A・ハインライン
ロバート・A・ハインライン作のSF。古典SFの名作として名高く、ランキングの上位に必ず上がってきます。こちらは『アルジャーノンに花束を』の翻訳をされた方での新約版です。中学の頃に読んだのですが、懐かしくてつい買ってしまいました。

夏への扉[新訳版]

夏への扉[新訳版]

SFはちょっとと敬遠される向きもあるだろうけど、本作はあまりSFっぽさが前面に出ていないと思うので、そういった方にも読んで欲しいです。どっちかというとファンタジーなのかもしれません。筋としてはハヤカワのサイトのものを引用してご紹介。

ぼくが飼っている猫のピートは、冬になると“夏への扉”を探しはじめる。家にたくさんあるドアのどれかが夏に通じていると信じているからだ。そしてぼくもまた、ピートと同じように“夏への扉”を探していた。最愛の恋人と親友に裏切られ、仕事を失い、生命から二番目に大切な発明さえも奪われてしまったぼくの心が、真冬の空のように凍てついてしまったからだ。失意の日々を送っているぼくにも、ピートが信じる“夏への扉”は見つかるのだろうか。

ここから先は是非読んで楽しんでください。あと猫好きの方にも是非お勧めします。


■「ローマ人の物語」:塩野七生

ローマ人の物語 (3) ― ハンニバル戦記(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (3) ― ハンニバル戦記(上) (新潮文庫)

歴史ものは結構好きなんですが、世界史のジャンルはほとんど読んだことがなかったところ、ふとしたきっかけで本書に興味を持ち読み始めました。今のところ「ハンニバル戦記」まで読破しました。カタカナの名前がなかなか覚えられないですが、内容はいいですね。図表が豊富でそういう面でも理解しやすいです。シリーズは文庫としては40巻近く出てるので先は長いです。


■「光の教会安藤忠雄の現場」:平松剛

光の教会―安藤忠雄の現場

光の教会―安藤忠雄の現場

日本を代表する建築家の安藤忠雄氏が設計した大阪府茨木市にある茨木春日丘教会が竣工するまでの経緯を記したドキュメンタリーです。建築のことがわからなくても全然問題ないです。この教会は壁を十字架の形にくり貫いてあって、教会内部へはそこから光が差し込むようになっているので別名「光の教会wikipedia:茨木春日丘教会」といいます。極めて低予算で建てられていて、設計も施工も結果的に赤字となっているそうです。しかし安藤忠雄という人の建築と関わっていくのはかくも大変なことなのかと思います。とりわけ施工会社は本当に大変で、下手すると潰れてしまうでしょうね。建築に興味がある方は是非ご一読をお勧めします。