My Generation (自転車と本、あるいは音楽)

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カナダ戦(PNC杯第1戦)結果

2014年度の Pacific Nations Cupが開幕。日本代表は第1戦をカナダと対戦。今年はプールを2つに分けて開催、日本は8日にカナダ戦、15日に米国戦をいずれも敵地で戦う。カナダ戦は日本時間で9日午前11時にキックオフ。カナダとはいつもいい勝負になる。昨年は3点差で辛勝したが、今年はスカッと勝ちたいところ。

前半と後半で全く違う展開となった。前半、カナダの出足がよく密集でボールが取れない。このところ強化されたスクラムも不発気味で優位に立てない。1トライ取られたあとはPGの応酬で我慢の展開となったが、30分過ぎにフッカー堀江がシンビンで10分間退場、これが痛かった。フッカーはスクラムでのフッキングの他、ラインアウトでのスローイングを担うことが多く、不在はチームバランスに非常に影響する。堀江が退場してる間に2トライを献上してしまい、前半はまさかの 9-25で折り返し。カナダの出足の良さにチームが浮足だっている感じだった。

しかし、最近の日本代表はハーフタイムで修正できるところに進歩が見られる。後半は終始日本のペースとなった。スクラムも優位に立ち、アタックのペースも掴めるようになった。カナダもバテてきたのか足が止まった感じ。開始早々にWTB藤田のトライ、14分に五郎丸のPGで追い上げる。20分にセンター田村が中央にトライ。このトライが楽にいい位置に取れたのが大きかった。これで24-25とし、30分過ぎにセンターのツイがトライして逆転に成功。終わり際に五郎丸のPGで追加、34-25で逆転勝利した。

これで昨秋の欧州遠征のロシア戦、スペイン戦、今年に入ってのアジア5カ国対抗、先日のサモア戦に続いてテストマッチは8連勝となった。このところの安定した戦いぶりであるが、スクラムラインアウト等のセットプレーが安定してることが寄与している。今日の前半はセットプレーがあまり良くなくスコア的にも劣勢だったが、修正出来た点は評価できる。気になるのは藤田の怪我*1。後半右隅にトライした時に肩を痛めて退場してしまった。

来週は米国戦、月末には秩父宮でイタリアを迎え撃つことになっているが、是非10連勝といきたいところだ。

*1:残念ながら負傷で離脱決定