ラグビーW杯2015展望
いよいよ9月18日から4年に1度のRugby World Cup 2015が英国で開催される。Rugby World Cupは今やサッカーW杯、オリンピックに次ぐスポーツイベントに成長した。日本もアジア代表として8大会連続の参加を決めている。次大会の2019年は日本開催が決定していることもあり、日本代表の奮起が期待される。
過去最強のエディー・ジャパン
前回大会は元All Blacksのジョン・カーワンがヘッドコーチだったが、2011年に南アのヘッドコーチとして同チームを優勝に導き、トップリーグのサントリーでもヘッドコーチを努めたエディー・ジョーンズに交代した。カーワンHC時代もかなりハードな練習が課されていたが、エディー・ジョーンズに交代してからは更にハードな練習をするようになった。特にスクラムやラインアウトはそれぞれ専門のコーチを海外から招聘し強化に取り組んできた。その甲斐もあって2013年から2014年にかけてテストマッチで11連勝を記録、イタリアやウェールズといった強豪国からも勝利を得た。特にフォワードの成長が著しく、スクラムとラインアウトは強化が実り間違いなく過去最強と言えるだろう。
前哨戦は尻上がりに調子を挙げてきたか
今シーズンに入ってから、Pacific Nationc Cupではカナダに勝利するも米国、フィジー、トンガと3連敗。8月に仮想南アフリカの世界選抜にも負けて、先行きが危ぶまれたが、8末のウルグアイ戦に連勝、特に2戦目はノートライに抑える完勝で復調気配。そして6日英国で行われたジョージア戦に13-10と逆転勝ちと尻上がりに調子を上げてきている。
ジョージアはランキング13位(日本は14位)のフォワードが強力なチーム、日本は昨年末に完敗していたが、今回はFWが互角に戦えて勝利をもぎ取った。本番に向けてよいニュースだ。
日本はBプール、希望を込めて3勝と予想
今大会、日本は予選でBプールに所属、南アフリカ、スコットランド、サモア、米国と戦い上位2チームがベスト8へ進出する。日程は下記の通り。
対戦国 | 日程 |
---|---|
VS 南アフリカ | 9/19 |
VS スコットランド | 9/23 |
VS サモア | 10/3 |
VS アメリカ | 10/11 |
サモア、米国には勝利がマスト、勝つ力は十分にあるはず。願わくばスコットランドを食って3勝でベスト8に進出して欲しい。英国開催ということで完全アウェイであるし初戦から中3日と日程的にも厳しい。スコットランドもこのところ調子が良さそうなので、厳しい戦いにはなるだろうが日本の奮起を期待したい。