My Generation (自転車と本、あるいは音楽)

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日大タックル問題その2


タックルは監督の指示 日大選手会見ノーカット5(18/05/22)

日大タックル問題で悪質なプレーを行った選手が謝罪会見を行った。 この会見でいろいろ明らかになったが、重要なのはコーチの発言だろう。

コーチは選手に対し『関学との定期戦がなくなってもいいだろう』『相手のクオーターバックがけがをして、秋の試合に出られなかったらこっちの得だろう』と言ったらしい。これは首脳陣に相手のプレーヤーに対して故意に怪我をさせる意図があったということだ。また、定期戦の消滅にも触れており、プレーが問題になることを覚悟しているようにも思える。

このコーチは日大OBでもあるが、大学の伝統である定期戦がなくなってもいいという発言はちょっと信じがたい。更に選手に対して相手を怪我させないと試合に使わないと言ったらしいが、これもまたびっくりである。そんなの指導じゃなくてただのパワハラじゃないか。

この会見で日大の監督、コーチの指示だったということがほぼわかったのだが、まだ逃げ道があるような気もする。

監督よりはコーチのほうが密に関与してたようなので、監督は「コーチに任せていた」と言うかもしれない。 コーチも「つぶせ」とは言ったが「反則しろ」とまでは言ってないと言うかもしれない。

しかし、日大アメフト部が想像以上に理不尽なことを強要する組織だということは揺るがない事実だ。逃げれば逃げるほど事態は悪化するだろう。

顔出し、名前出しで会見に臨んだ選手、勇気ある行動だったとは思う。だけど、それだけのことが出来るなら何故あの場で踏みとどまれなかったのか?とも思う。それだけ追い詰められてたってことなのかな。