シティ・ポップとギタリストの話
先日フラッと立ち寄った本屋で久しぶりにギター・マガジンを買ってしまった。最近雑誌を買うことなんてほとんどなく、ギター・マガジンも随分と久しぶりです。
何で買ったかというと特集が「シティ・ポップを彩った、カッティング・ギターの名手たち」だったから。松原正樹、松木恒秀、鈴木茂、山下達郎、村松邦男といった人たちがクローズアップされてます。
鈴木茂は言うまでもなくはっぴえんどの一員だったし、はっぴえんど解散後はキャラメル・ママ、ティン・パン・アレーを経てユーミンのバックで活躍していた。「埠頭を渡る風」のカッティングとかカッコいいですね。ユーミンでは松原正樹もかなりレコーディングに参加してて、例えば「中央フリーウェイ」の印象的なカッティングは彼の手によるもの。
松木恒秀は吉田美奈子、山下達郎といった人達の作品に参加して渋いギターを聴かせてくれてます。達郎御大もかなり影響受けたそう。最近では高田みち子と一緒にやってました。そして達郎御大はもともとはドラムをやってたそうですが、今はライブではバリバリギターを弾いてます。唄いながらややこしいパターンのカッティングを弾いてて、よー弾けるなあって感心します。村松邦男はシュガーベイブで達郎御大と一緒にやってて、解散後はナイアガラレーベルでのレコーディングに参加してました。
youtubeに松原正樹メドレーがありました。(結構長いです)
これ聴くとシティ・ポップだけでなく、歌謡曲にもかなり参加しててあーこの曲もそうなんや!てのがたくさんありました。日本の歌謡曲ってミュージシャンの表現の場としても機能してて、なかなか侮れません。
セッション'79 日野皓正 & The Players「シティ・コネクション」
松木さんの動画も探してみたけどなかなかこれってのがなくて、音だけですが日野皓正とのセッション音源がありました。カッティングがカッコいいです。
しばらくはギタマガ片手に昔のシティ・ポップを聴いてみたいと思います。