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ラグビー PNC フィジー戦

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鉄の街、釜石に新たに建造された釜石鵜住居復興スタジアムにフィジーを迎えて行われたラグビー・パシフィックネーションズ・カップ第1戦、昨秋の欧州遠征以来のゲームとなった日本代表だったが、34-21とワールドカップ本番へ向けて幸先のよい勝利を挙げた。

台風接近で天候が心配されたが、東海地方に上陸となり釜石では雨が降らなかったのがまずよかった。この日は体格のいいフィジーに対して前半から接点で互角以上に立ち回り、ボールを支配し続けることができ、常に先手を取ってゲームを優位に運べたのがよかった。後半はフィジーも密集に人数をかけてきて、スコアが動かなくなったが、一瞬の隙をついて松島がトライできたのが大きかった。

注目していたセットプレーだが、ラインアウトはキープできていたのでよかった。スクラムは最初に反則を取られたけど、まずまずというところ。やはりセットプレーが安定するとゲームも締まってくる。

PNCではフィジーが一番の難敵と思っていたのでこれで3連勝の目が出てきた。ワールドカップ直前ということもあって調整優先で必ずしも勝利しなくてもいいという考えもあるけど、何せこのところラグビー周辺には悪いニュースばかり。フロントローに故障者が多いし、ロックのハッティングが怪我で出場絶望となったのも痛い。No.8のボスアヤコは代表資格を得られなかった。グラウンド外ではトヨタの選手がコカインで捕まるし、直接関係ないけど吉本ラグビー部のスリムクラブは無期限謹慎と暗い話題が多く、代表の勝利で吹き飛ばす必要があったので、そういう意味でもよかったと思う。

W杯まであと3戦、直前の南ア戦が本当の意味での試金石となるが、PNCのトンガ、アメリカには危なげなく勝ってもらいたいものです。