電子書籍の話
音楽のほうはiTunes Musicを使用していて、基本ネット配信がメインだけども、本についてはやっぱりというか紙の本を買うことがまだまだ多い。紙の本の質感が好きというのもあるし、パッケージというか装丁にも魅力を感じる。音楽だとアナログレコードのジャケットにはそういう魅力があったけど、CDだとその辺かなりなくなってしまったんで、まあ配信でもいいかという感じ。
でも最近、ちょくちょく電子書籍を利用することが増えている。紙の本は嵩張るし、大きい本は移動の際に持ち歩くのが億劫になってしまう。電子書籍だと専用端末はかなり軽いし、スマホやタブレットでいけるものもある。ただ、電子書籍は音楽に比べて版元が乱立しすぎていて、手が出しにくかった。だいぶ集約されてきて各サービスの特色もハッキリしてきている。で、いろいろ検討の結果 honto を利用してます。
hontoにしてる理由はこんなところ。
専用端末はそれはそれで良さがあるんだけどスマホで読めるのにまた買うのもなあって感じ。honto の運営は大日本印刷だが実店舗のジュンク堂とか丸善と統合してるので、紙、電子書籍に関わらず蔵書を一元管理できる。面白いサービスとしては過去に紙の本を購入してると、半額くらいで電子書籍が購入できる「読割」というサービスがある点。何かの理由で紙の本を手放した後、また読みたくなった時に割安で電子書籍が買えます。(あまり使う人はいないような気もするが)紙より1割くらいは安いし恒常的に割引があるので、紙の本と比べると割安に購入できる。(紙の原価とか印刷や物流コストとか考えると電子書籍はもっと安くできるとは思うが)
実際に使ってみるとやはり便利です。
アプリを立ち上げれば前回読んだところまですぐ復帰できる。電車の乗り換えが多いときなど便利。
複数の本を持ち歩いて気分によって読む本を変えられる。
文字の大きさを自由に変えられる。老眼持ちにはホンマ助かります。
という訳で電子書籍は便利だけど、今のところは完全に切り替えるところまでは行ってない。本屋という空間が好きだし、今以上にリアル店舗が少なくなると困るので、なるべくは紙の本を買うようにしてます。
『UDO 50th Anniversary Special Exhibition 海外アーティスト招聘の軌跡』
先日、有楽町マルイで開催された展示会『UDO 50th Anniversary Special Exhibition 海外アーティスト招聘の軌跡』に行ってきました。
ウドー音楽事務所がこれまで招聘した海外アーティストの軌跡ということで、主には当時のポスターを集約して展示してました。わたしは以前ウドー事務所の先行予約ができるシステムの会員だったこともあり、なかなか感慨深いものがありました。
こんな感じで年別に来日したアーティストのポスターが展示してありました。写真OKでしたが、全部はさすがに厳しいので自分が行ったものを中心に。
1990年2月、The Rolling Stonesの東京ドーム公演、社会人になる直前でした。初めて行った外タレのコンサート、東京ドームも初めてでした。Stonesも初来日と初づくし。席は悪くて(確かB席)外野のバルコニーみたいなところで、あまりよく見えませんでした。
90年12月、Eric Clapton。大阪城ホールでした。スタンドでしたが、まあまあよく見えた記憶があります。
年が明けて91年1月、Billy Joel、大阪城ホールでした。なんかあっという間に終わって消化不良だった覚えがあります。
91年12月、George Harrison with Eric Clapton、大阪城ホール。当時の私はまだ20代でしたが、周りは年季の入った人が多くてちょっとビックリしました。
左からDaryl Hall & John Oates 91年11月尼崎アルカイックホール、Bryan Adams 92年2月大阪城ホール、Coverdale Page 93年3月大阪城ホール。Hall & Oatesは小さめのホールでとてもよかった記憶があります。Bryan Adamsもカッコよかったです。
94年9月はAerosmith、大阪城ホール。スタンドでしたが、確か最前列から2列目でとても観やすかったです。StevenもJoeもカッコよかったですね。この年は伝説のBob Dylanに行ってます。Dylanはアリーナの結構前の席だったんですが、後ろの重鎮の皆様から座れと言われほとんど座ってました。それまでライブで座ることなんてほぼなかったので新鮮でした。
95年はVan Halen, Eagles ,Claptonに行きました。Eagles は甲子園、11月の夜で超寒かったです。この年は他にKISSも行ってます。
96年以降は結婚したこともあり、ライブに行く回数はかなり減りました。年に2回くらいでしょうか。外人よりはJ-Popが多いですね。
2003年、Stones横浜アリーナ。この年Stonesは武道館でもやったんですが、そっちはチケットが取れず。追加公演の横浜アリーナに行けました。普段のセットリストと違い、マニアックな曲を多くやってくれて大満足でした。当時は毎週東京出張があり、出張の合間を縫って行きました。Stonesはこの年4度目の来日でしたが、これ以降の来日には行ってません。招聘元がウドーじゃなくなってチケットもやけに高くなりました。
2004年ウドー事務所が主催するRock Odysseyというイベントが大阪ドームであり、和洋混在でのライブイベントでした。海外からはPaul Weller, Aerosmith、そして初来日の The Whoが、日本からはウルフルズが出てました。The Whoはずっと見たかったこともあり、かなり感動しました。
このイベント以降はあまりライブに行ってないですね。行きたいアーティストは一通りは見たし、なかなか見たいアーティストも来ないという感じです。
自分が行ったライブではないですが、左は73年に来るはずだったStones、右は来たけど空港で拘束されたWings、Paul McCartneyのポスター。いずれもクスリが原因のトラブルです。特に73年のStonesはバンドとしても絶頂期でもったいないことでした。
その他の展示物としてはバックステージ・パス、チケット、ピックなど。昔のチケットはいいですよね。公演一つ一つデザインが違ってて、今みたくプリンタで出てくるものはなんか味気ないです。
ギターが何本か飾ってありました。
左がClaptonが、右はJeff Beckが使ったストラトです。特に Claptonのは年季が入ってます。
最後は88年Mick Jagger単独公演のポスター。この絵はAndy Warholの描いたものですね。80年代後半はMick とKeithの中がとても悪く、お互いにソロ活動が多かったんですが、Mickが単独で来日できたので90年のStones公演に繋がっていきました。Mickのライブは友人から誘いがありましたが、大学の用事で行けませんでした。
最近のライブは邦楽オンリーですが、たまには洋楽も行ってみたいですね。Bruce Springsteenが来るなら絶対行くんだけどなあ。
平成最後の大相撲(平成31年春場所)
優勝は白鵬、平成最後の場所を全勝優勝で飾る
春場所は荒れるってよく言うんですが、白鵬強かったですね。大関陣もそこそこ強かったですから、まだまだ白鵬の時代は続くって感じですね。ちょっと腕の怪我が心配ですが。千秋楽結びの鶴竜戦、鶴竜も頑張ったしいい相撲でした。一つだけ注文をつけると、14勝1敗だった逸ノ城との直接対決はやってほしかったところです。
貴景勝は大関昇進、栃ノ心は大関陥落
関脇の貴景勝はカド番大関栃ノ心を押し出しで退け、大関昇進をモノにしました。立ち合いで圧倒しましたね。敗れた栃ノ心は五月場所は関脇に陥落、残念です。明暗の分かれる相撲になってしまいましたが、栃ノ心は序盤で取りこぼさなければ問題なかったので、しょうがないですね。大関昇進後は怪我に泣かされてますが、来場所2桁勝てば大関に戻れますから頑張って欲しいです。
十両の安美錦は勝ち越しで、通算900勝達成
序盤に4連敗してこれは遂に幕下陥落かと思ったけど、そこからよく盛り返して勝ち越しまで持ってきました。現役最年長40歳のおっさんですが、千秋楽の勝利で勝ち越しと史上8人目の通算900勝達成です。春場所で関取連続在位が115場所となり、1位の魁皇117場所が見えてきました。記録更新と共に幕内復帰を期待しています。
サンウルブズについて思うところ
第6節はライオンズに屈す
準ホームのシンガポールにライオンズを迎えての一戦は 24- 37と力負け。前半は10 - 12と頑張っていたが、後半に入るとミスも重なりライオンズの攻勢を止められなかった。このゲームも規律とセットプレーが良くなく、あまり勝てそうな気はしなかった。やはり要所での反則が痛い。今日も要らない反則があり、流れが悪くなってしまった。(またマシレワかよ)
立川、山中、山沢といったバックス陣が今季初登場だったが、充分通用してたんでそこはよかった。欲をいえば山沢のプレーをもっと見たかったな。
2021年シーズンよりスーパーラグビーから除外
22日に公式に発表になったが、サンウルブズは2020年シーズンを最後にスーパーラグビーから離脱が決定した。理由は色々あるようだが主には次のようなところか。
南ア、南米のチームから遠いと不満が出ていた。確かに遠いわね。
カンファレンスに別れての運営はスポンサーサイドから不評でチームを14に減らして総当たりにすべきだと提案があり、このフォーマットに乗れば放映権料をアップすると話があったようだ。サンウルブズが存続を主張するなら差額を負担してほしいと要求された。(この金額が10億円といわれているよう)
次の大会はフランスに決定したが、日本は手持ちの2票をフランスに入れたため南ア協会が不満を持っていた。
当初はリーグ運営するSANZAARが無茶を要求してきたのかと思ったが、どうも日本協会も積極的に存続に動いた訳でもないようだ。その背景には昨年末に話が上がった12ネーションリーグ構想があるからだろう。これは北半球の6ヶ国、南半球4ヶ国に日本と米国を加えた12の国で総当たり戦を行うというもので、W杯が開催されない年に行われるというもの。これが実現すれば日本としては戦力強化のみならず非常に強力なものになることは間違いない。ただ、この話は実現が決まった訳でもなくまだまだ不透明な部分が多い。他にはトップリーグにテコ入れをするということも検討してるようではある。
日本協会としては12ネーションリーグに賭けたいということなのだろうと思うが、なんか釈然としないんですよね。サンウルブズのここまでの成績、確かにパッとしないです。(今季は比較的マシだが)ただ、日本のファンは半官びいきだし、ことにサンウルブズのファンはロイヤリティーが高いと思う。3年を経て色々と良くなってきたこともあるし、せっかく育ててきたチームをこのまま無くすのはもったいないの一言。その辺を協会はどう見てるのだろうか。ファンと選手が時間をかけて築いてきたものを潰すのは簡単だけど、また作るのは尋常じゃないと思う。サンスポによると欧州プロリーグに参戦するとか構想があるようだが、チームを無くさなように関係者の方々には汗をかいて欲しいです。
シティ・ポップとギタリストの話
先日フラッと立ち寄った本屋で久しぶりにギター・マガジンを買ってしまった。最近雑誌を買うことなんてほとんどなく、ギター・マガジンも随分と久しぶりです。
何で買ったかというと特集が「シティ・ポップを彩った、カッティング・ギターの名手たち」だったから。松原正樹、松木恒秀、鈴木茂、山下達郎、村松邦男といった人たちがクローズアップされてます。
鈴木茂は言うまでもなくはっぴえんどの一員だったし、はっぴえんど解散後はキャラメル・ママ、ティン・パン・アレーを経てユーミンのバックで活躍していた。「埠頭を渡る風」のカッティングとかカッコいいですね。ユーミンでは松原正樹もかなりレコーディングに参加してて、例えば「中央フリーウェイ」の印象的なカッティングは彼の手によるもの。
松木恒秀は吉田美奈子、山下達郎といった人達の作品に参加して渋いギターを聴かせてくれてます。達郎御大もかなり影響受けたそう。最近では高田みち子と一緒にやってました。そして達郎御大はもともとはドラムをやってたそうですが、今はライブではバリバリギターを弾いてます。唄いながらややこしいパターンのカッティングを弾いてて、よー弾けるなあって感心します。村松邦男はシュガーベイブで達郎御大と一緒にやってて、解散後はナイアガラレーベルでのレコーディングに参加してました。
youtubeに松原正樹メドレーがありました。(結構長いです)
これ聴くとシティ・ポップだけでなく、歌謡曲にもかなり参加しててあーこの曲もそうなんや!てのがたくさんありました。日本の歌謡曲ってミュージシャンの表現の場としても機能してて、なかなか侮れません。
セッション'79 日野皓正 & The Players「シティ・コネクション」
松木さんの動画も探してみたけどなかなかこれってのがなくて、音だけですが日野皓正とのセッション音源がありました。カッティングがカッコいいです。
しばらくはギタマガ片手に昔のシティ・ポップを聴いてみたいと思います。