My Generation (自転車と本、あるいは音楽)

自転車での走行記録とか好きな本や音楽などをメインにお届けします

Stievie Wonder

今年のサマーソニックStevie Wonderが来たそうで、久しぶりに見たかった。20年くらい前に大阪城ホールで一度見たけどなかなかいいライブだった。オリジナルアルバムも長いこと出ていないので、頑張って出して欲しい。
この人は12歳でデビューしてるので随分長いキャリアを誇るのだけど、70年代に立て続けに発表した"Talking Book", "Innnervisions", "Fulfillingness' First Finale", "Songs in the Key of Life"といった一連の作品はどれも傑作でこの人が真に天才である事を証明するような充実ぶりだった。
そんな中でもわたしが好きなのは"Innervisions"。(いや、他の作品も好きなんですけどね)

インナーヴィジョンズ

インナーヴィジョンズ

この当時黒人による公民権運動が盛んでStevie の作品にもそのあたりの影響が出ているが、このアルバムが一番社会性が強いかなと思う。また、それまでの黒人音楽がシングル中心でレコード会社主導だったのに対して、StevieやMarvin Gaye が台頭して来てアルバム中心、アーティスト主導に変わってきており、このアルバムあたりでその流れが決定的になったという点でも重要な作品である。

YouTubeからはちょっと外して "Ribbon in the Sky"をご紹介。

いろんな人がカバーしている曲なんでご存知の方も多いと思う。”君と僕をつなぐリボンが空に見えるんだ”という直球どまん中な歌詞*1のバラードだけど、ストレートな点がStevie のよさでもあると思います。

*1:"I Just Called to Say I Love You"なんかは歌詞も曲調もモロに直球である。