My Generation (自転車と本、あるいは音楽)

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ラグビーワールドカップ2011 予選展望

いよいよ9日に開幕するラグビーW杯、日本が入っている予選A組はどんなチームがいるのか、簡単な紹介を。

 フランス

世界ランク4位と南半球三ヶ国(NZ、豪州、南ア)に次ぐ強豪。ボールに対しどこからでもフォローが泡のように出てくることから「シャンパン・ラグビー」と称される。2010年度の6ヵ国対抗で全勝優勝したが、2011年度はイングランドの他、イタリアにもまさかの敗戦を喫した。前回大会では開幕戦において.アルゼンチンに敗戦、強豪の中では好不調の波が激しいチームといえるだろう。日本とは過去8戦いずれもフランスの勝利。直近では前々回大会で対戦し、前半は僅差で折り返す健闘を見せたが、最終的には29-51で敗戦。今回は初戦で当たる相手であり、何とか一泡吹かせたいところ。

 ニュージーランド


世界ランク1位のAll BlacksはW杯ではなぜかその実力を思う存分発揮しておらず、第1回大会で優勝したきりエリス・カップから遠ざかっている。今回は自国開催でもあり大いに気合が入っているし、戦力も充実しており優勝候補筆頭は間違いないところ。日本とは第3回大会で当たって以来の対戦であるが、その試合では17-145という大差で敗れており、*1ジャパンにとってはトラウマ的な相手。とにかく位負けせず、食らいついて欲しい。

 トンガ


サモア、フィジーと並ぶ南太平洋諸国の強豪。近年はパシフィック・ネーションズカップ等で毎年テストマッチ*2があり通算成績も日本が勝ち越しているが、トンガ代表のほとんどは海外でプレーしているため代表を招集するのが困難で、戦績も額面通り受け取れないというところはある。南太平洋諸国の選手の特徴でもあるが、ボディ・コントロールに優れた選手が多い。日本のトップリーグでプレーしている選手も多く、現在の代表監督も以前サニックスでプレーしていたマカ監督。

 カナダ


南半球と欧州でプロリーグが発展していく中でカナダも日本と同様にその流れから取り残されており、その中でランキング14位というのは立派な数字である。日本は戦績的には勝ち越しているがW杯では前回大会で引き分けという結果であったので、今大会では雪辱が望まれる。

各組予選の好カード

その他各組の予選の面白そうなカードを上げておこう。

カード 日程 見所
B組 イングランド vs アルゼンチン 9/10(土) 予選屈指の好カード。何かと因縁のあるチームだし、どちらもFWが強力なので興味深い。
A組 フランス vs ニュージーランド 9/24(土) 南半球勢VS北半球勢の中では一番の好カード。フランスがどこまでやれるか。
C組 ロシア vs アメリカ 9/15(木) どちらも強豪国ではないが、それだけに竸った試合が期待できる。
D組 フィジー vs サモア 9/25(日) 南太平洋諸国同士のカードも面白い。サモアは今回特に注目。

さあ、いよいよ開幕だ!

*1:ブルームフォンテーンの悪夢」と言われる試合。私は中継を見ていたが本当に悪夢のようだった。

*2:国の代表同士が戦う試合をテストマッチという。テストマッチに出場した選手にはキャップが与えられる。キャップの数はプレーヤーの誇りである。今大会の日本代表で最多キャップは63の小野澤選手。