ラグビーW杯 準々決勝結果
ラグビーW杯もいよいよ決勝トーナメント、8日、9日は準々決勝が行われた。結果は下記の通り。
No | 勝者 | スコア | 敗者 |
---|---|---|---|
1 | ウェールズ(D2) | 22−10 | アイルランド(C1) |
2 | フランス(A2) | 19−12 | イングランド(B1) |
3 | オーストラリア(C2) | 11−9 | 南アフリカ(D1) |
4 | ニュージーランド(A1) | 33−10 | アルゼンチン(B2) |
第2試合はイングランド対フランス。この日のフランスは予選での苦戦が嘘のようなゲーム運び。スピード豊かなオープン攻撃にイングランドは防戦一方。イングランドは前半終了直前にトライチャンスがあったが最後のパスが繋がらず何と0−16と無得点で折り返す。後半に入るとイングランドも必死で攻め、1トライ1ゴールを返して7−16。その後も1トライを返すが最終スコア12−19でフランスに軍配。この日のフランスはさすがという出来で文句なし。イングランドはリードされてちょっと焦りがあったか、攻めきれなかった感じ。しかしフランスって本当にわからないチーム。
9日は南半球勢の対決。第1試合は豪州ワラビーズと南ア・スプリングボクス戦。非常に白熱した好ゲームとなった。両チームともスピードのあるアタックを繰り返すが、双方とも堅守で簡単にはトライを許さない。前半はワラビーズが8−6と僅差でリードして折り返すが、後半スプリングボクスがドロップゴールを決め逆転。流れは南アに傾くかと思われたが、ワラビーズがPGを決めて再逆転11−9。ワラビーズが僅差を守りきって準決勝進出を決めた。ゲームの主導権はどっちかというと南アにあったが、ワラビーズの防御がよくノートライに抑えたのと、自陣でのPGをあまり与えなかったのが勝因だろう。
準々決勝最後のカードは地元NZオールブラックスVSアルゼンチン・ロスプーマス。スタジアムが黒一色と圧倒的アウェイの状況だったが、アルゼンチンの防御が素晴らしく前半はNZにトライを許さなかった。さすがに来年からトライネーションズ参加のチームだけはあるという感じ。NZもトライは取れなかったがPGを確実に決めて12−7とNZリードで後半へ。後半に入ってもアルゼンチンの防御はよかったが、60分過ぎから疲れが見え始めトライを許す。この後はオールブラックスが着実にトライを重ね最終スコアは33−10とNZが勝利。
これで準決勝の組み合わせは下記となった。
何とNZ以外は3チームとも予選通過2位だった。これも珍しいような気がする。ウェールズーフランス戦はどちらも勢いがあるので面白いゲームになりそう。ウェールズは190cm台のスクラムハーフがいたりなかなか面白いチームで注目している。オールブラックス−ワラビーズ戦も今年のトライネーションズでは1勝1敗と五分。W杯の舞台ではどちらに軍配が上がるか。いずれにしても目の離せない一戦。