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ラグビー日本代表、イタリアに記念すべき初勝利!

サッカーの代表は昨日、ギリシャと引き分けて苦しい状況だが、ラグビーの日本代表は秩父宮でイタリア代表を迎え撃ち、26-23と僅差で勝利!イタリア代表に対戦6回目で初勝利をものにした。

エディーJ、イタリアに6度目の対戦で初勝利!テストマッチ10連勝 - ラグビー - SANSPO.COM(サンスポ)

イタリア代表はIRB世界ランキング14位、ランキング的には日本が12位と上位であるが、欧州6カ国対抗の一角でもあり実力的には格上と見ていいだろう。日本にはアジア・パシフィック遠征の一貫で来日しており、来日前にフィジー、サモアと対戦しいずれも敗北している。日本には何としても勝ちたいところ。日本代表も春シーズンテストマッチの締めくくりとして勝ってテストマッチ10連勝を飾りたい。そんな両チームの意地がぶつかり合う激しいゲームとなった。

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今日の東京は気温が34.5度と蒸し暑く、両チームともハンドリングエラーが多かった。前半4分、ウイング山田が先制トライと幸先のよいスタート。イタリア代表もキックパスを使ったり攻めこんでくる。日本陣ゴール前の密集からイタリアが左に展開、ラストパスをWTB山田がはたいて止めたがこれが故意の反則としてペナルティトライを取られ、山田はシンビンで退場。日本は人数の少ない時間をうまく過ごし前半は13−13と同点で終える。ここまでスクラムは互角以上に組めているが、ラインアウトやキックオフのリスタートがよくない。

後半開始早々、PGのチャンスをもらい3点リード。その後PGを決め合って19-16。後半20分、テンポのよい連続攻撃から右に展開、CTBマレ・サウがインゴールに飛び込んでトライ。ゴールも決めて26-16と差を広げる。今日は終始リードを取れていたのはよかった。この後イタリアも得意の打ドライビングモールを披露するなど猛攻をかけてくるが、粘り強く防御していた。70分にトライを許し26-23と迫られるが、残りの時間をスクラムで効果的に時間を使い3点差で逃げ切り勝ち。

試合後エディー・ジョーンズコーチは「あまりいい出来ではなかった」とコメントしていたが、テストマッチは勝つことに意味があるし、今日の勝利は様々な意味で価値がある。FWの強いイタリアに(FW平均体重110KG超)スクラムで互角以上に戦えたことは自信になっただろう。日本の成長を再確認できたということも良かった。今後のマッチメイクという点でもイタリア代表に勝ったことでより強豪国と当たるチャンスが増えるだろう。

今季イタリアは6カ国対抗では全敗しているが、日本が来年W杯で対戦するスコットランドとは20-21と1点差の惜敗、スコットランドもイタリア戦以外は負けており、結果から見るとスコットランドも勝てない相手ではないと見ることもできる。来年のW杯に向けて更に強くなってほしいものだ。