iTunes Match に加入してみた その2
世間ではApple Musicがローンチされて周回遅れどころか、何それ?的なサービスかもしれないが、もっかいiTunes Matchについて書いてみたい。
前回はサービスの概要とかを紹介した訳だが、今回はマッチングの結果等について。ワタシの環境でライブラリに19,000曲くらいがマッチングの対象となっていて、6,000曲くらいがマッチングしなかった。ヒット率は70%弱くらい。マッチングしない曲にもいろいろあって、困ってしまう状況も発生している。
なぜマッチングしないのか?
- レーベルもしくはアーティストがiTunes Storeでの配信を許可してない場合
この場合はマッチングの対象がない訳でハナからマッチしようがない。アーティストによっては特定のアルバムを配信していないこともあり、その場合も当然のことながらマッチしない。(山下達郎なんかがそう)
- iTunes Store側の音源と違う場合
例えば手持ちのCDが古くて、現在ではリマスター盤が出ているような場合、iTunes Store側の波形と違うためにマッチしない。昨今では新譜でもiTunes Store側が「Mastered for iTunes」とCD音源とマスターが違う場合があり、このようなケースもマッチしない。
- マスターは同じはずなのにマッチしない場合
困ってしまうのがこのケース。同じマスターを使ってるはずなのにマッチしない場合がある。一説にはiTunes Store側は256Kbpsでリッピングされているので、自分のビットレートが例えば128Kbpsとかだとマッチしないケースがあるという噂である。何が困るといってこういうケースだとアルバムのうち1曲か2曲がマッチしないという虫食いになってしまうのである。
こんな感じになってしまって残念な感じ。ググってみると高ビットレートでリッピングし直すとマッチするケースもあるらしい。ワタシもやってみたけど、100%マッチする訳でもない。更に残念なケースは下のような場合。
いくつかの曲がマッチしたのかしてないのかもわからない感じになっている。これはリッピングをやり直すとどちらかに白黒ハッキリさせられるが、ワタシの環境で600曲くらいこういう曲があってかなり困ってます。
iPhoneで聴く
マッチングの結果、マッチしてない曲はiCloud上にアップロードされた。マッチした曲はiTunes Storeの曲を聴ける。これでiPhoneのミュージックアプリで自分のライブラリがどこでも聴けるようになった。容量の関係でiPhoneに全部は落とせないのでこれは非常にうれしい。パケットの使い過ぎが気になる場合は、よく聴くものは予めダウンロードしておけばよい。
ただ困ったこともあり、何故だか分からないがアルバムによって分割表示されてしまうケースがある。同じアルバムなのに、1,2,3,5,7トラックのアルバムと4,6,8トラックのアルバムというように2種類のアルバムと認識されてしまうのだ。マッチした曲としない曲が混在してるアルバムの場合こういう表示になってしまうことが稀にある。ちょっと解決策が分からなくて困ってマス。
ということで周回遅れな話題だったが、次は旬な話題Apple Musicについて取り上げてみたい。