ウェールズはイングランドに競り勝つ - Rugby World Cup 2015
Rugby World Cup 2015も順調に予選を消化しているが、イングランド、オーストラリア、ウェールズの入った死のA組では9/26日にまずイングランドとウェールズが対決、ウェールズが競り勝った。
北半球チーム同士の対決らしいゲームでキック合戦となり両チームともPGをよく決めていた。後半の半ばくらいまではイングランドがリード、一時は10点差くらいあったが残り10分というところでウェールズがトライを決め追いついた。ウイング L・ウイリアムズがゴール前左のライン際から内側にキック、SHデイヴィスが上手く拾った。この後ウェールズがPGを決めて3点リード。土壇場でイングランドもウェールズ陣内に攻め入って、残り1分でペナルティをもらう。ここでイングランドはPGを狙わずタッチに出し、勝ちを狙いに。しかしラインアウトからのドライビングモールで痛恨のノックオン。結局そのまま試合終了となり、ウェールズが競り勝った。きっとイングランドの選手の頭の中に、南ア戦でトライを取った日本の姿が焼き付いていたのだろう。敗れたイングランドはまだ豪州戦を残しており開催国ながら苦しい状況に。
南ア、スコットランドは順当勝ち
日本が属するB組は南アが 46 -6 とサモアを、スコットランドは39-16 とアメリカをそれぞれ順当に退けた。共に4トライ以上を上げボーナスポイントも加算。 この結果B組は下記のような状況に。
国名 | 勝ち点 | 勝ち | 負け | 得失点差 |
---|---|---|---|---|
スコットランド | 10 | 2 | 0 | 58 |
南アフリカ | 7 | 1 | 1 | 38 |
サモア | 4 | 1 | 1 | -31 |
日本 | 4 | 1 | 1 | -33 |
アメリカ | 0 | 0 | 2 | -32 |
スコットランドが勝ち点10と頭一つ抜けた。日本としてはかなり苦しい状況になった。今後日本がサモア、アメリカに勝ちかつ2試合ともボーナスポイントを加算したとしても勝ち点14。南アフリカが残り2試合をBPなしで勝つとすると勝ち点15。スコットランドが南アに負け、サモアに勝ちどちらもBPなしで勝ち点14。勝ち点で並んでも当該国同士の対決で日本は負けたので自力では予選突破できない。日本が予選突破をするには下記2条件を満たす必要がある。
サモアは南ア戦ではセットプレー、特にラインアウトで苦戦していた。アメリカもスコットランドに対しラインアウトで劣勢だったので、サモアがスコットランドに勝つのは難しいように思う。それよりはスコットランドが南アに勝つほうがまだ可能性がありそう。スコットランド、バックスにスピードがあるし思ったよりいいチームだ。ダークホース的な存在になるかもしれない。10/3の日本VSサモア戦、南アVSスコットランド戦に注目だ。