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ベスト4決まる - Rugby World Cup 2015

準々決勝4試合が行われ、南半球勢が北半球勢を退けるという結果になった。

南アとウェールズはお互いに堅いディフェンスで締まった好ゲームとなった。

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序盤はPG合戦、南アが 9 - 3とリード。17分にウェールズの10番ダン・ビガーがハーフウェイ付近より南アゴール前にハイパントを蹴り上げ、自らキャッチ、サポートの9番に渡してトライ。スペースをよく見つけた技ありのトライだった。コンバージョンも決めて 9 - 10とウェールズ逆転。南アがPGを一本決めるも前半終了間際にウェールズのビガーがドロップゴールを決めて再逆転、10-13と折り返し。後半も両チームとも手堅い防御で2本ずつキックを決め、18 - 19と南ア1点ビハインドで迎えた75分、ウェールズ陣内左側で南アボールのスクラムから逆サイドへ8番がサイドアタック、9番デュプレアが左隅に飛び込みトライ。23-19と辛くも逃げ切った。

NZはフランスに62 - 13と大差勝ち。ALL Blacksの強さばかりが目立った。特にウイングのサベア、速いしコンタクトも強い。3人吹っ飛ばしてのトライは圧巻だった。

アルゼンチンはアイルランドに 43-20と快勝。フォワードの強さに加えてバックスも出足がよくキレがあった。アイルランドもロックのオコンネル初め怪我で出られないメンバーがおり、特に10番のキッカー、セクストンが出られないのが痛かった。アイルランドも3点差まで迫ったがトライを取り切れず、最後はアルゼンチンに屈した。

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オーストラリアとスコットランドは予想より僅差のゲームとなった。スコットランドはレイドローのキックが確実なのとスクラムがよかった。豪州はトライを決めるが10番フォーリーのキックがイマイチで波に乗れない。前半はスコットランドが 16 -15と1点差でリード。後半早々にスコットランド14番がシンビンで退場、この間に豪州がトライを決め、16-22。この後両チームとも1本ずつPGを決めて 19-25とし、58分にスコットランド10番が相手のキックをチャージして前進、11番に繋いでトライを決め 24-25と1点差に迫る。62分には今度は豪州がスコットランド陣ゴール前で相手ボールのラインアウトをスチール、ゴール前にラッシュ。最後はセンターがトライを決めて 24 -32と8点差に突き放す。スコットランドもレイドローがPGを決めて27 - 32と食らいつく。残り10分、トィッケナムに大粒の雨が振り出し何かが起りそうな感じになってきた。そして残り7分というところで豪州のパスを13番ベネットがインターセプト、ゴール中央にトライ。コンバージョンも決めて34 - 32と逆転に成功。これで逃げ切るかに思われたスコットランドだが、ラインアウトからこぼれたボールが前のプレーヤーに当たってしまうノックオフサイドの反則を犯してしまう。豪州フォーリーが確実にゴールを決めて35-34でノーサイド。豪州が1点差で逃げ切った。

今回も南半球勢が強い。フランスがもう少し頑張るかと思ったけど、全然だった。アイルランドも怪我人が痛かったが、アルゼンチンがかなり強くなってるのでベストメンバーでも勝てなかったかも。

これで準決勝は南アフリカニュージーランド、オーストラリアーアルゼンチンという組み合わせになった。アルゼンチン実は予選プールで一番得点したのはこのチームでアイルランドに40点は伊達ではない。7月のチャンピオンシップでは豪州が勝っているが、今度は苦戦しそうだ。