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7人制ラグビー男子、リオ五輪で4位

リオ五輪より初めて正式種目となった7人制ラグビー、日本時間10日から開催された男子予選リーグで日本は強豪ニュージーランドを破るなど、2勝1敗で決勝トーナメントに進出、フランスに逆転勝ちしてメダルの期待がかかったが、フィジー、南アフリカに連敗して、メダル獲得はならならかった。

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準々決勝でフランスに逆転勝ちした日本、準決勝の相手は7人制ランク1位のフィジー。勢いに乗り撃破したいところだったが、攻撃の時間をあまり多く作れず、グランドを広く使ってくるフィジーに防御を破られ5 -20と敗れた。

もう一つの準決勝はイギリス*1南アフリカ。日本としては予選で惜敗したイギリスのほうが分がいいと思っていたのだが、ロースコアの展開をイギリスが堅守で守り切り7-5で勝利、日本の相手は南アとなった。

そして3位決定戦、パワーとスピードに優れる南アに対して懸命にディフェンスするも一発で抜かれる局面もあり苦しい展開。2トライを取られた後、ゴール前のラインアウトから主将桑水流が中央に1トライを返すも、終了間際にトライを取られて、7 - 21で折り返す。

後半の開始直後、福岡のスピードでゲインしたところを合谷につなぎ中央にトライ、14-21と差を詰め最高のリスタートだったが反撃もここまで。その後は個の力に優れる南アを止められず、攻めてはブレイクダウンでターンオーバーされ、最終的に 14 - 54と完敗。南アのスピード・スター、セシル・アフリカに何度も防御を破られた。

決勝がフィジーが 43 - 7と英国に快勝、フィジーが7人制初の金メダルに輝いた。そしてこの金メダルはフィジーとしても初めてのメダルだそうだ。

メダルは取れなかったけど、強豪のニュージーランド、ケニヤ、フランスに勝ってベスト4に残ったことは、素晴らしいことだと思う。アタックは十分に通用することがわかったし、みんな自信になったんじゃないだろうか。フィジーや南アフリカなどアンストラクチャーな状況からの得点能力が高いチームにどう対応していくかが今後の課題だろう。

女子は10位

女子、さくらセブンズは予選でカナダ、英国と連敗。ブラジルにも負けて決勝トーナメントには進めなかった。特にカナダ、英国には点を取らせてもらえず、力の半分も出せなかったのではないだろうか。その後の下位順位決定戦でケニヤに快勝したが、続くブラジル戦で負けて10位となり、来季ワールドシリーズのコアチーム入りも逃してしまった。

女子の金メダルはオーストラリア、銀がニュージーランド、銅はカナダという結果。

精いっぱい咲いた日本のサクラ 女子セブンズ日本代表はリオ五輪10位|NEWS|RUGBY REPUBLIC(ラグビー共和国)

男子と違ってまだまだ女子ラグビーは普及してないので、今後も競技普及と平行して如何に人材を発掘してリクルートしていくかが課題だろう。

*1:今大会はスコットランドイングランドウェールズの混成チーム