My Generation (自転車と本、あるいは音楽)

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ラグビー日本代表、欧州遠征は一勝二敗

2016年ラグビー日本代表の11月欧州遠征はジョージアに勝ち、ウェールズとフィジーに負け、一勝二敗の成績。新ヘッドコーチ、ジェイミージャパンの始動はまずまずと言うところだろう。

11月初旬に秩父宮でアルゼンチン代表で初陣を飾った日本代表だったが20-54と完敗。特に相手フォワードに接点で負けていたし、セットプレーが安定しなかったのに加え、組織ディフェンスが脆く、再三内側に抜けてくる相手を止めきれず簡単にトライを許していた。

アルゼンチン戦後欧州に旅立ち、まずはジョージア戦、ここのフォワードは特にスクラムが強く苦戦が予想された。案の定前半はかなり押し込まれていたが、後半は改善され一気に押されることはなくなり、バックスの展開力で連続トライを取り逆転、28 - 22と競り勝ち、ジェイミージャパンとして初勝利を飾った。

遠征の白眉は世界5位のウェールズ戦。2013年に秩父宮で勝ったが、あの時のウェールズは主力をライオンズの遠征*1に取られており戦力が落ちていた。でも、今度は相手ホームでバリバリの一本目だ。ここまでの2試合の反省が活かされセットプレーも安定して、ウェールズにリードを許すも離されず食らいつく。緊迫した展開で残り5分の段階で30-30と同点に追いつくも、ボールをコントロールできず相手に渡してしまい、最後はドロップゴールを決められて惜敗。いやー惜しかった。

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続くフィジー戦は勝利が期待されたが、25 - 38で負けてしまった。フィジーは以前はスクラムがあまり強くなかったが、このところ改善されてかなり強くなっている。やはり南太平洋諸国は個々が強いし、侮れない。

バックスでトライが取れる

この4試合で1勝3敗という成績だったのだが、見ていて思ったのは大体どの試合も20点から30点は得点できるということ。特にバック3でトライが取れるのがいい。スピードに優るウイングの福岡や、フルバックの松島でトライが取れるのは頼もしく、ポジティブな点だろう。ネガティブな点はやはりディフェンス、結構あっさり抜かれてしまうことが多かった。今回のメンバーは昨年のW杯の主力が半分くらいしか参加してなくて(リーチも五郎丸も辞退)チームとしてまだまとまってないということだろう。それでも、そこそこ僅差の試合が出来てるということはサンウルブズや海外リーグに所属する選手が増えていることで、代表の底上げが出来ている証拠と言えるだろう。

来年はアイルランド、豪州が来日予定

2019年にW杯が開催されることもあり、強豪も日本で試合したいという思いがあるようだ。既に2017年は6月にルーマニアアイルランドが来日決定。アイルランドは2試合するようだ。そして11月はオーストラリアの来日が決定!何と豪州は代表としては初来日らしい。来年も楽しみな試合が続きます。頑張って欲しいです!

*1:4年毎にBritish & Irish Lionsとして英国4協会から代表を選出し、南半球に遠征している。次は2017年にNZに遠征。