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村田、疑惑の判定負けとその後の展開 - ボクシング WBA 世界ミドル級タイトルマッチ

5/20日、有明コロシアムで行われたボクシングWBA世界ミドル級タイトルマッチに、ロンドん五輪で金メダルを獲得し、プロに転向した村田諒太が挑み、久しぶりのミドル級王者誕生が期待されたが、判定で敗れベルト獲得は成らなかった。

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相手はフランスのアッサム・エンダム、タフな相手だったが、村田は4回にカウンターでダウンを奪うと以降のラウンドは終始優勢に試合を進め、手数に優る相手に対し、力強い一発で応戦。何度か相手をぐらつかせるシーンもあり、12回フルラウンドを終えてこれは勝ったなと思ってたら、1 - 2でまさかの判定負け。敵地ならともかく日本で試合をして不利な判定が出るなんて、ホームタウンディシジョンはどこに行ったの?どうも手数に優るエンダムが有利と見られたみたいだが、手数っていうても大体はブロックしてたのにそんなものも有効なのか?と釈然としなかったが、色んなところで問題となっているようだ。

WBA会長は再選司令

村田が所属する帝拳ジムの本田会長も「ひどすぎだ。負けは絶対にない」と怒りを露わにすれば、WBAの会長はtwitter上で「自分の採点では村田が勝っていた。再選を指示する」という趣旨の投稿をするなど判定は物議を醸した。エンダムの母国フランスでも判定には疑惑の目が向けられているらしい。

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ジャッジの一人は大の日本人嫌い

パナマ出身のジャッジ、パディージャ氏はこれまで9戦日本人が戦ったタイトルマッチの審判をしているが、日本人有利の判定を下したことは一度もない。何でも大の日本嫌いで通ってるらしい。亀田ーランダエダ戦でも亀田に勝ちを付けなかったくらいだ。

ironna.jp

日本ではWBAが最も権威ある団体として認知されてきたが、どうもそうでもないようでWBOIBFの方が勢いがあるらしい。

さて、進退に注目が集まっていた村田は現役続行のようだ。この日の試合で株が上がってWBOWBCからお誘いがかかっているという。ミドル級のマッチメイクは世界一困難を極めると言われているが、また我々をワクワクさせるカードが実現するといいし、何より村田選手にいい環境で試合をしてもらいたいですね。

井上は圧巻のTKO勝利。米国進出を視野に。

翌日はモンスター井上が3回TKO勝利。序盤から力量差は明白だったが、ダウンを奪った下りながらの左フックは強烈だった。

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次戦はいよいよ米国という話もあるようでこちらも楽しみですね。