My Generation (自転車と本、あるいは音楽)

自転車での走行記録とか好きな本や音楽などをメインにお届けします

ビリー・ジョエル 「ニューヨーク52番街」 アナログ盤

今さらやけど、Billy Joel出世作 "52nd Street"を買った。ただしCDではなくソニーが最近出したアナログ盤である。

ニューヨーク52番街(完全生産限定盤) [Analog]

ニューヨーク52番街(完全生産限定盤) [Analog]

ここんとこ世界的にアナログ盤が復権傾向にあり、それを受けてかソニーがマスタリングからプレスまで一貫生産できる工場を国内に作ったのだが、その工場の第一弾というのがこの「ニューヨーク52番街」である。もう1枚は「大滝詠一作品集vol.3」ということらしい。

av.watch.impress.co.jp

なんでもこの「ニューヨーク52番街」は世界初の商業用CDだったらしく、アナログ盤もそれを受けてのセレクトとなってるようだ。

で、音の方はアナログらしい素直で優しい感じの音でした。オーディオ通の中にはCDよりアナログのほうが音がいいと言う人もいるけど、その辺は好みみたいなとこもあるんで一概には言えない気もする。ただ、私が思うにはアナログ盤のほうがちゃんと音楽に向き合ってる気はする。傷つけないようにせんとあかんし、ホコリはちゃんと取らないといけないし、静電気を帯びないようにスプレーしたり、B面聴くのに裏返しにしたりと手間隙かかるんで、音楽を聴くモードに自然となっていきますね。

作品的にはフレディ・ハバード、エリック・ゲイル、デイヴ・グルーシンなどの凄腕ミュージシャンが多数参加してて、ビリーのアルバムの中では最もジャズよりと言えるのではないだろうか?楽曲的にも必殺"Honesty", ライブの定番”My Life”, フレディ・ハバードのトランペットソロが印象的な"Zanzibar"など粒ぞろいで、当時のBillyの充実度がうかがえる。一家に一枚的なアルバムですね、買っといて損はなし。