ジョコビッチが全仏オープン制覇、生涯グランドスラム達成
テニスの全仏オープン、男子シングルスの決勝が5日行われ、ジョコビッチがセットカウント3−1でマレーを退け、初の栄冠を手にした。
いやージョコビッチ強いです。この勝利でジョコビッチは生涯グランドスラムを達成、しかも昨年のウィンブルドンより4連勝と年をまたがってはいるが実質的に年間グランドスラムと同じである。年間グランドスラムの達成者は男子シングルスにおいて過去に2人しかいない。どれほど凄いことかお分かりいただけるだろう。
現在のテニス界ではジョコビッチ、ナダル、フェデラー、マレーの4人が「ビッグ4」と呼ばれているが、このところの成績をみるとジョコビッチの「ビッグ1」時代と言っても過言ではない。とにかく2011年以降の4大大会における成績が凄い。全豪は2014年を一度落としただけで全て優勝、全英は2011,2014,2015と優勝で2012年は準々決勝、2013年は決勝に進出しているし、全米も2011年、2015年と優勝、2012- 2014年は決勝、決勝、準決勝と進出している。鬼門だった全仏もファイナルかセミファイナルには進出しており、ずっと高いレベルを維持している。今年は五輪もあるのでゴールデンスラムの期待も十分だし、ひょっとすると五輪、全英、全米と勝ち男子初の年間ゴールデンスラムを達成するかもしれない。*1
私はジョコビッチは特に好きな選手ではなかったのだが、4大大会に必ず出て来る彼のプレーを見ている内にかなり好きな選手になってしまった。まず守備範囲が広く、絶対無理と思われるボールに追いついてくるし、ショットの正確性に優れており、そこからあり得ない角度でリターンが絶妙な位置に返せるのが凄い。サーブも速いし、両手バックハンドは強烈で威力がある。コートを問わないオールラウンダーでもあるし(クレーはやや苦手のようだが)、何よりけ怪我が少ない(欠場しない)のが凄い。当面ジョコビッチ時代は揺るがなさそうです。
NBAファイナルはウォリアーズが先制、2連勝
NBAのファイナルは2年連続ででキャバリアーズとウォリアーズの対戦となったが、ウォリアーズがホーム、Oracleアリーナでの2戦を連勝した。
ウォリアーズはプレーオフでオクラホマシティ・サンダーにかなり苦しめられ1勝3敗の崖っぷちから這い上がってきた勢いそのままにファイナルを連勝した。サンダーには得点源のカリー、トンプソンの3点シュートコンビ「スプラッシュ・ブラザーズ」を徹底マークされ、リバウンドもなかなか取れなくて苦戦を強いられたが、ファイナルではカリー、トンプソン以外が活躍している。リバウンドも取れているので、キャバリアーズとしてもなかなか厳しい感じ。ホームに戻った3戦目に注目。
*1:女子では88年にグラフが唯一達成している
サンウルブズ、ストーマーズとは悔しい引分け
スーパーラグビー第12節は準ホームのシンガポールで南ア1組首位のストーマーズを迎え撃ったが、終了間際に追いつかれ悔しすぎる引き分けとなった。
フォース戦の反省点が修正されて特にディフェンスで頑張ってストーマーズの勢いを削いでいたが、最後は地力に押し切られて同点にされてしまった感じ。前半は14−3で折り返したけど、後半に追加点が欲しかった。特に勝負所で敵陣ゴール前のラインアウトをスチールされたことと、ペナルティから攻め込んだボールをターンオーバーされたのが痛過ぎた。どちらかのチャンスで得点しておかないといけなかったです。
次戦は豪州で五郎丸所属のレッズ戦
次戦は豪州ブリスベンに乗り込んで、日本代表フランカーのツイと五郎丸が所属するレッズと対戦。ここまで五郎丸はあまりチャンスがもらえてないけど、次戦は先発するようだ。レッズもシーズン当初にコーチが交替するなどチーム状況がよくなく、ここまでまだ2勝に留まっているだけに勝ちに来るだろう。楽しみな一戦になりそうだ。
欧州クラブチャンピオンズ・カップはサラセンズに軍配
欧州クラブ最強を決めるチャンピオンズ・カップの決勝が14日に行われ、サラセンズ(英国)がラシン92(仏)を21−9で退けた、北半球のゲームらしく双方ノートライと防御の堅い試合だった。ラシンは途中でハーフ団が負傷交替するなど不運だったが、全体的にサラセンズの勢いが優ってたと思う。
6月のスコットランド来日メンバーが発表に
6月に来日するスコットランドのメンバーが発表された。ロックのグレイ兄弟、ハーフのレイドロー、六カ国対抗でMVPに輝いたフルバックのホッグなどW杯もしくは六カ国対抗に出てたメンバーで占められており、ガチンコの面子と言える。スコットランド本気です、舐めてかかったら一蹴されるかも。六カ国対抗ではフランスとイタリアに勝ち、2勝3敗で4位だったが、負けもイングランドに6点差、ウェールズに4点差、最終アイルランドに10点差と僅差に抑えており、W杯よりチーム力は上がっているのではないだろうか?迎え撃つ日本はW杯以後代表としては活動していないだけに、何とも不安です。代表がどんなメンバーになるのか要注目です。
サンウルブズ 8戦目で初勝利をゲット!
サンウルブズ、8戦目にしてホーム秩父宮でスーパーラグビーでの初勝利!同じく新参のジャガーズを 36 - 28で降した。
第2戦のチーターズ戦を見ていると初勝利もそう遠くないと思っていたが、第3戦はレベルズに完敗、続くブルズ、キングス戦と惜敗、アウェイでのストーマーズとチーターズには大敗と段々と試合内容も悪くなってきたし、稲垣、山田と怪我人も増えてきてどうなることかと危惧していた。
特に南アでのアウェイ3連戦は相当にタフな状況だったようだ。ストーマーズは現在南ア組の首位だし分が悪いと見ていたが、2戦目で1点差負けのチーターズにあそこまで大敗するとは思いもよらなかった。
秩父宮での試合は3/19以来約1ヶ月振り、何とかリセットしたいところ。相手は同じく新規参入のアルゼンチン・ジャガーズ、こちらもこれまで1勝と苦しんでいる。メンバーの7割は先日のW杯でベスト4に入ったアルゼンチン代表で固めているのだが、それでも勝ちが1つということはスーパーラグビーのレベルの高さが伺える。
Super Rugby Round 9: Sunwolves v Jaguares
前半は13 - 18 で折り返し。後半開始早々にPGで3点を追加、2点差にしたところ、パスをインターセプトされてトライされ 16 - 25と離される。しかし今日はホームということもあり、ここで気持ちが途切れることなく、立川からカーペンターが縦に突っ込みトライ、23 - 25。26分にPGで逆転した後、PGを1つずつ取り合って 29 - 28とわずかに1点リード、残り1分のところでゴール前のスクラムから立川がゴール中央に飛び込んでトライ、ジャガーズを突き放した。
セットピースが安定
今日はセットピースが安定していたことが勝因だろう。スクラムは何度か押し込まれる場面もあったが全体的に安定していた。ラインアウトはまだ勝負所でもミスがあるが、ここ数試合に比べると修正されていた。バックスのアタックもよくゲイン出来ていたし、ディフェンスも低くいっててよく頑張っていたと思う。
簡単に勝てるリーグではないことは分かっていたけど、やはり勝たないとファンも辛いしメディアもあまり取りあげてくれない。前節や前々節のように大敗したりするといろんなところで不協和音が聞こえてくるようになる。この状況は勝つ事でしか改善できないという事を選手もよくわかっていたと思う。特に後半、みんな気合いが入っていて闘志が感じられた。スタジアムも初戦に比べるとやや寂しかったけど、大声援でチームを後押し、いい雰囲気だった。5/7のフォース戦も連勝を期待したい。秩父宮行きを検討しないと。
ベトナム出張 Part3 -番外編−
今回の出張で感じたことをいろいろ書いてみようと思います。
このビルが今回お世話になった日系企業が入っているビルです。これくらいの高さのビルはそこそこ建っています。
上から撮った市街はこんな感じです。普通に都会です。
こちらはホテルの食堂から撮ったショット。普通の住宅街はこんな感じです。今回の出張では天気があまりよくなくずっと曇ってました。その分あまり暑くなかったのですが。
路地というかストリートはこんな感じです。
ハノイはバイク社会
ハノイ市内には地下鉄のような域内鉄道はなく、基本は車というかバイク社会です。バイクはホンダが多く以前はバイクがホンダで通じだそうです。今はヤマハもスズキも走ってます。バイクの数が多いので割り込み、追い越し等やりたい放題です。車もバイクもクラクションを鳴らしまくってます。日本の自転車みたいな感覚なんでしょうね、前後に子供を載せて3人乗りとかザラに走ってます。
車は日本車が60%、韓国車が30%くらいで欧米車は凄く少ないです。日本車はトヨタが圧倒的で、日産、ホンダ、マツダはあまり走ってません。
自転車も数は少ないけどママチャリはたまに見かけました。本格的なスポーツ車はほとんど走ってませんでしたが、朝ホテルの前を走ってるロードバイクの集団を見かけました。どうも欧米人の方みたいでした。
横断歩道が少ないので歩行者もこんな感じで車道を歩いていきます。交通量は多いけど流れの速さはそれほどでもないんで、バイク側がよけてくれるのですが、なかなか怖いものがあります。
鉄道は域間をカバー
ハノイ駅、なかなか立派です。鉄道は拠点間を結ぶ長距離の移動手段として機能しています。ベトナム国鉄(VNR=Vietnam Railways)が運営しています。
なかはこんな感じで割とこじんまりしてました。
掲示板を見ると一番上にハノイからサイゴン(駅名はサイゴン駅だそうです)行きの列車案内がありました。大体1800kmくらいあるそうで、日本だと鹿児島から青森がそれくらいの距離になるらしいです。19:30分発で04:39着とあり、翌朝着なら意外と速いなあと思いきや速い列車でも33時間はかかるそうで翌々日の04:39分だそうです。まだ電化されてなくてディーゼルが走ってるので時間的にはそんなもんなのでしょう。日本の新幹線を売り込みに行ったのですがコスト高で採用されなかったそうです。
これがそのサイゴン行きの列車のようです。運賃はその分安く、寝台でサイゴンまで行っても1,345,000VND、日本円で7,000円しませんから格安ですよね。
ちなみに飛行機だと約2時間、料金はエコノミーなら2,000,000VNDで運んでくれます。よほどの鉄ちゃんでないとハノイーサイゴン間の鉄路制覇は時間がかかり過ぎて厳しいと思います。
物価は安い。日本の1/5くらいの感覚。
ロッテがハノイにロッテセンター(LOTTE CENTER HANOI)という65F建ての高層ビルを建ててまして、ホテルやデパート、オフィスが入ってます。地下にロッテマートというスーパーがありました。ベトナムでもコーラを売ってるんだとなんか感心してしまいました。私、海外でスーパーに行くのが結構好きでして、いろんな物の値段を見るのですが物価はやはり相当安いです。日本の1/5くらいの感覚です。
ロッテリアです。マクドナルドは見かけませんでしたね。ホーチミン市にはあるらしいのですが。
外観はこんな感じですが、デカ過ぎてロングが撮れませんでした。
こちらはビッグCというスーパーでタイにもあるそうです。
中はかなり広かったです。たとえがピンポイントで恐縮ですが、東大阪にあったカルフールみたいな感じでした。
ここでTシャツ買ったんですが200円しませんでしたね。感覚的に200,000ドンが日本の1万円くらいに思えます。一度タクシーで200,000ドン札は釣りがないと拒否されましたし、なかなか日常で100,000ドンを超えることはないのでしょうね。
ベトナムは親日的
ベトナムは中国と南シナ海で領土問題を抱えてますが、最近の中国の所業がよくないので対中感情はかなり悪化してるようです。韓国もベトナム戦争時に軍隊が随分酷いことをしたらしく、良く思われてないそうです。中韓に比較すると日本はまずベトナム戦争に直接加担してないですし、国交回復後ODA事業も結構ありますので相対的によい印象にあると思います。
出張が決まった当初はベトナムに思い入れもなかったのであまり気乗りしなかったのですが、行ってみると物価は安いし、国が若くて活気があり面白い。何より料理が日本人の口によく合うと思いますので、親日的という点も加味するとアジアの観光地としてはかなりオススメかなと思いました。世界遺産のハロン湾とか王宮跡のあるフエ、かつて日本人街があったというホイアン、リゾートのダナンなどいろいろ見所もあります。私も次はホーチミン市に行ってみたいなと思ってます。
ベトナム出張 Part2 −料理編−
ハノイ出張の料理編です。
ベトナムといえば麺料理
まずは有名なフォー。これは帰りの空港で食べたものです。見ての通り、米の平麺できしめんみたいな感じです。これは牛肉が入っておりフォー ボーといいます。鳥肉だとフォー ガーになります。
ノイバイ空港のレストランはこんな感じでした。夜遅いからか空いてました。
こちらはブンと言いまして、これも米麺ですが細いうどん、稲庭うどんくらいの太さの麺です。昔宮廷があったフエというところで食されていたということです。蟹が入ってました。元名古屋人なんで麺としてはフォーがいいですね。トータルで見るとどちらも美味しいですが。
最近ハノイではフエ料理がブームだそうで、これはフエ料理のチェーン店(http://www.nhahangmonhue.vn)で食べました。60000ドンくらい(約300円)で安いです。
こちらはサトウキビが原料のバイン・ダー・クアという麺でフォーのように平麺です。味も米麺に比べるとしっかりしてます。別に甘くなく塩味が効いてました。魚を揚げたものが入っていてこれも美味しかったです。こちらは37000ドンくらいで日本円で200円しません。
他にはミーという中華麺みたいなもののあり、ミー・サオという炒めたものを食べたのですが写真が残ってませんでした。(撮ったはずなのに)
春巻き
2日目の晩に現地日系企業の方(日本人の方)に連れていってもらったベトナム料理店です。これは所謂生春巻きですね。タレがごまソースで独特でした。
これも春巻きの一種で手巻きの春巻きです。ライスシートに自分の好きな肉とか野菜を巻いて食します。
こちらはベトナム風お好み焼きでパインセオというらしいです。チヂミみたいな感じでしょうか?
で、麺で締めました。これはブンの鳥肉なので、ブン・ガーになりますかね。ベトナム料理、どれも野菜が結構な量ありますし、ヘルシーな感じです。ベトナムの人はスリムな人が多いのも頷ける感じです。
ベトナムコーヒー他
ベトナムコーヒーはめっちゃ濃いやつに練乳っぽいのを入れて甘くして飲むのが流儀だそうです。確かにブラックだとキツそうな感じです。これはアイスでカフェ・スワダーというらしい。
ベトナム風サンドイッチでパインミー。フランスパンに具を入れてサンドイッチにしたものです。ホテルの朝食で食べましたが、町に出ればいろいろあるそうです。
ずっと麺ばかりだったのでたまには米が食べたくなって4日目のお昼はチャーハンを頼みました。野菜の酢漬けみたいなものがトッピングされててこれが美味しかったです。
お酒はビール
基本ベトナムではビールです。右の2本はホテルのミニバーにあったものです。日本のサッポロビールがホーチミン市に工場を作ったそうで、かなりポピュラーです。左の4本は現地のスーパーで買いました。サッポロ以外は全部ご当地ビールでどれも美味しいです。あまり苦くなくてモルツみたいな感じです。サッポロはこの中ではやはり苦いですが、それがまたいいですね。ホテルで35000ドンくらい(200円しません)なんで安い!と思ってましたが、スーパーに行くと一本8000ドン(50円以下)くらいなので格安!です。
これもご当地ビール、右はベトナム語で3はバーといいますがバーバーバーという人気のビール。ちなみにタバコで555というのがあります。(5はナムという)
総じてベトナムの食はかなり美味しくてヘルシーに思います。ビールのバリエーションが豊富なのもグッドですね。