My Generation (自転車と本、あるいは音楽)

自転車での走行記録とか好きな本や音楽などをメインにお届けします

燃えよ剣

 

映画公開を控えているからか、kindle で若干安くなっていたのでポチってしまった。ご存知新選組副長土方歳三の生涯を描いた司馬遼太郎による小説である。

 

幕末ものは最初に読んだのが「竜馬がゆく」で新政府=正義と刷り込まれてしまったのか、どうも幕府側の人物を描いたものは敬遠しがちだった。新選組も「新選組血風録」くらいしか手を出してこなかった。

新選組についてはある程度知っていたが、幕府瓦解後から函館戦までについてはほとんど知らなかったので、こういう顛末だったのかと遅まきながら知ることができた。

 

土方歳三という人は幕末期に生きた人としては珍しく政治的なことに感化されず、徹底的に職人であったのだなあと。このあたり、同じ多摩地域出身の局長近藤勇が徐々に政治的なことに首を突っ込んでゆくのと対照的である。

 

剣客としてだけでなく軍人としても能力が高く、日露戦争まで生きて軍人だったらきっと活躍しただろうなあと思う。もっとも薩長の新政府に降伏するところも想像できないけど。

 

映画は「関ヶ原」と同じく原田監督、岡田准一主演ということなので、観に行ってみようかなと思ってます。

 

「山下達郎 シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984-2012」を配信で観る

2012年に期間限定で劇場公開された山下達郎の映画「山下達郎 シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984-2012」を配信で観た。

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達郎御大はこれまでDVD等で映像作品は出していないが、唯一2012年に期間限定で映画という形で公開された貴重な映像作品が配信という形で再公開された。今回も10日間と期間限定だし、配信といってもMusic/Slash では1日に2〜3回、決まった時間のみ配信で後からオンデマンドでは見れないので、より劇場公開に近い形となってます。

80年代「メロディーズ」発表当時、90年代、2012年あたりと若くてエネルギッシュな頃から最近(と言ってももう10年くらい前になるが)までのライブとなってます。若い時だけでなく最近のライブでも声がよく出てるし、本当に凄いです。全編ライブ映像で構成されており、本人や関係者等のコメント等も一切なし。曲のほうも新旧織り交ぜてカバーやアカペラも入ってますが、時間が2時間に満たない感じでそこだけはちょっと不満ですね。

コロナ禍でツアーのほうも中止が続いてますし、アルバムも2011年の「Ray of Hope」以降は出てないんですけど、新作を準備中という話なので期待大ですね。


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おまけで配信された「さよなら夏の日」のVideoがオフィシャルYoutubeで公開されてたので貼っておきます。今の季節にピッタリですね。(ちょっと遅いか?)

この曲が入ってるアルバム「ARTISAN」が30周年ということでリマスターされて再発されたけど、MVもそれと同時に作成されたようです。原曲のイメージが良く表現されてるなと思います。

映画「サマー・オブ・ソウル」(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)

1969年にニューヨークで開催された「ハーレム・カルチャラル・フェスティバル」のドキュメンタリー映画「サマー・オブ・ソウル」を観てきた。

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「ハーレム・カルチャラル・フェスティバル」とはニューヨークのハーレム地区で開催された音楽のフェスティバルのこと。69年の夏に6週間に渡り開催され、延べ30万人を動員したそうである。69年というとウッドストック・フェスティバルが開催された年であり、こちらは約40万人の動員。大きく違うのは「ハーレム・カルチャラル・フェスティバル」は出演者も黒人がほとんどで観客もほとんどが黒人であること。出演者の多くがこれほどたくさんの黒人を見たのは初めてだったと述懐している。

とにかく映像として貴重だし、出演者もかなりの大物が揃ってます。若きスティービー・ワンダー(なんせこの頃まだ19歳)、やけにスリムなB.B.キングモータウン勢ではグラディス・ナイト&ヒップス、テンプテーションズのメンバーだったデビッド・ラフィン、などなど。パフォーマンスも素晴らしい。ステイプル・シンガーズやフィフス・ディメンジョンとか動画の存在自体が貴重ではないだろうか。


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キング牧師に捧げられた曲”Precious Lord, Take My Hand”をゴスペルの女王マヘリア・ジャクソンとステイプル・シンガーズのメイヴィス・ステイプルズが一緒に歌うのだが、圧巻の一言。特にマヘリアは本当に凄いです。スライ&ファミリーストーンウッドストックにも出てる)、ニーナ・シモンのパフォーマンスも圧倒的。

あと、ドキュメンタリーとして秀逸なのは当時の黒人が置かれていた状況についても掘り下げていること。そもそもこのフェスティバルは前年の68年に暗殺されたキング牧師の一周忌として企画されたらしい。同時に当時の黒人社会を覆っていた閉塞感をなんとか吹き飛ばそうとしたのだと思う。

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個人的にはフィフス・ディメンジョンにハマりました。音楽が好きな人には是非観てほしいですね。

Apple Watchのいいところ

昨年だけどAppleWatchを買った。モデルは最新のSeries6ではなくて安い方のSEというヤツ。いろいろ便利です。

マスクをしていてもAppleWatchを付けていればiPhoneのロックを解除できる

これ、iOSが14.5になった時に実装された機能で、AppleWatchを付けていると顔認証でのロック解除をスキップできる。このご時世になかなか便利。一つ注意が必要なのは他人がiPhoneを見ても自分がAppleWatchを付けてるとお構いなしに解除されちゃうこと。

電子マネーが使える

f:id:mucho66:20210821115510j:plain:w150:left 何でも使える訳ではないけど、iPhoneのWalletに登録可能な電子マネーはAppleWatchに移せます。SuicaPasmo、iDなどはOK。iPhoneに搭載できない EdyWAONはダメ。SuicaPasmoをAppleWatchに設定してエクスプレスカードにしておけば、駅の改札も通れます。その際、AppleWatchは右手に装着しておかないとちょっと通りにくいですが(左手に付けてるとかざしにくい)

ワークアウトの記録ができる

f:id:mucho66:20210821115920j:plain:w150:left GPSが付いてるので純正のワークアウトアプリでランニングとかサイクリングとかの記録ができます。サードパーティ製だとRunkeeperとかSTRAVAとかが使える。自転車の時は別にスマホでもいいけど、ランの時は持ち物が少ない方がいいのでAppleWatchだけで記録できるのは便利ですね。あと、心拍数が記録できるのもグッド。

走行記録

f:id:mucho66:20210821120237j:plain:h450:left AppleWatch側でワークアウトを記録しておくと、このようにiPhone側でも確認できます。これは自転車で走ったものを記録したもの。

地図表示

f:id:mucho66:20210821120339j:plain:h450:left地図表示で走ったところをこのように見る事が可能。

音楽が聴ける

f:id:mucho66:20210904150851j:plain:w150:left Bluetooth イヤホンをAppleWatchとペアリングさせれば iPhoneのミュージックアプリと連携して音楽が聴ける。AppleWatchがセルラーでないGPSモデルならミュージックアプリから曲を転送しておく必要がある。もしApple Music を契約していて、AppleWatchもセルラーモデルならば転送も不要になるけど、セルラー契約には当然コストはかかってくる。私はApple Music を契約してるけど、AppleWatchはセルラー契約してないので、事前に聴きたい曲を転送しています。ワークアウト時とか、iPhoneが手元にない時にしか恩恵を受けない機能であるけども。

マップ

f:id:mucho66:20210824112104j:plain:w150:leftiPhone側のマップで目的地を設定してナビを開始しておくと、AppleWatchが曲がるべきところで指示をくれる。大阪の梅田で試してみたけど、精度も高くてちょっとビックリした。自転車でも使えそうな気がするけど、サイクリングロードなんかはナビの対象にしてくれないかも。

リマインダー

f:id:mucho66:20210904134658j:plain:w150:leftiPhone側でリマインダーを登録しておくとAppleWatchで通知してくれる。これ意外に便利かも。日付、時刻を指定しておけば指定の時刻で通知が来るし、場所を指定しておくと付近に来た時に通知が来る。

場所指定

f:id:mucho66:20210904145637j:plain:h450:left面白いのは場所指定で乗車時とか、降車時とかの指定が可能になっていること。最近のアップデートで可能になったようです。自分の車で試してみたけど、カーオーディオとBlutoothでリンクしておくと、エンジンのON/OFFで乗車/降車を判断しているようでちゃんと通知が来た。よく車にモノを忘れるの重宝するかも(笑)

デメリット

AppleWatchは便利だけど使用するにはiPhoneを使っていることが大前提になっている。何しろアクティベートもiPhoneなしではできないし、AppleWatchへの設定も大部分はiPhone側のWatchアプリ経由になる。使ってみたいけどスマホiPhoneじゃないっていう人には敷居が高いと思います。

国道16号線「日本を創った道」

国道16号線三浦半島の横須賀を起点として神奈川、東京、埼玉、千葉の1都3県にまたがり、房総半島の金谷までを環状に走る全長348.4kmの道路である。

東京では八王子市や福生市など、埼玉では入間市春日部市などを通るザ・郊外ともいうべき道路だが本書では郊外の道路という視点の他、地形、音楽という視点からも考察している。

地形という点では16号線沿いには貝塚が多く点在しており、縄文時代から人が生活していたことを示しているが、縄文人にとって暮らしやすい「山と谷と湿原の水辺」がセットになっていたということらしい。東京が発展して郊外となった訳ではなく、それより前からこのエリアは発展していたことを説いている、

音楽という点では16号線沿いに横須賀や福生など米軍基地が点在しており、FENや米軍キャンプから洋楽が入ってきた点に着目している。また米軍キャンプを活動拠点にしていたミュージシャンでは多数いるし、細野晴臣など軍人の住んでいた住居に住み活動の拠点としてた人も多い。八王子出身のユーミンもこのエリアで活動していたし、彼女の曲にはこのあたりのことを歌った曲も多い。ずばりの「哀しみのルート16」や「中央フリーウェイ」とかですね。最近だとマカロニえんぴつにも「ルート16」という曲もある。

関西だと同様の環状道路にあたるのは中央環状線か、外環状線になるだろうか。ただ地形的な問題でどちらも大阪府内を環状に結んでいるけど、京都や奈良、兵庫をぐるっと囲む道路というのはないですね。これは大阪と京都や奈良の間には山があり簡単には道路を通せないということだろう。そういう意味でも関東平野は本当に広い。

近年首都圏では都心回帰の傾向が顕著で16号線沿線もその例に漏れず全体的には人口流出している訳だが、一方で0〜14歳に限ると町田市や八王子市など転入超過している自治体もあるそうだ。町田に「グランペリーパーク」ができたり、ほぼ沿線にあたる所沢市にオープンした「ところざわサクラタウン」など開発の動きもいろいろある。いろんな意味で今後も目の離せないエリアなのかなと思います。