My Generation (自転車と本、あるいは音楽)

自転車での走行記録とか好きな本や音楽などをメインにお届けします

五十肩に悩まされる

4月頃から左肩の調子が悪く、6月の終わりごろから急に悪化してきて7月に入るともう左手を動かすことも辛くなった。どれくらい動かないかというと頭が洗えない、左へ引く引き戸を引けないというレベル。当初は整骨院に行っていたがちゃんと検査せんとまずいと思い、病院でレントゲンとMRIを撮影した。結果、骨とか腱板に異常はなく、その他の所見も確認できず、炎症があることがわかったくらいで原因が特定できなかった。

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Webを検索しても原因不明かつ治療には時間がかかりそうということはわかったが、なかなか有力な情報は得られない。8月からは大阪の肩専門の病院を紹介してもらって、そこに通っている。何度か注射をしてもらって、少し改善したのだが、完治にはほど遠い状態で地道にリハビリを続けていた。

ost.samp.co.jp

あまり改善しないので先生からは手術を勧められたのだが、予約がかなり先まで埋まってて最短で年末ということだった。世の中にはそんなに肩で悩んでいる人がおるんやと驚くと共に、そこまで待たんといかんというのも辛い所。そんなある日先生から別の治療法を勧められた。カテーテルを左手首から動脈に突っ込んで肩まで通し、肩に抗生物質を投入して毛細血管を塞栓するという治療法で、かなりの効果が見込めるとのこと。

地道なリハビリも少しずつだけど効果があり、カテーテルというのもあまり気乗りがしなくて受けるべきかは悩んだが、寝るのもつらい時があったのでこのままもいかんと思って10月の半ばにカテーテル治療を行った。

結果、状況はかなり改善、痛みはかなりなくなり、肩もかなり動かせるようになってきた。(完全に痛みが無くなった訳ではないが)今は早く回復すべくリハビリに励んでいるという状況。

しかし、こんなに長引き大事になるとは思ってもみなかった。7月以降痛みが増してからは左手の可動域がかなり制限されて、運動はできないし、日常生活にも支障があった。左を動かしてないので筋力が著しく衰えてしまっている。自転車はママチャリならいいけど、ロードバイクだと前傾ポジションが取れないのでダメ。5、6月は痛い時はあったけど自転車にはさほど支障がなかったのだが、夏以降はロードには乗れなくなってしまった。

人間、年をとればそれなりに経年劣化するという話でした。

日本シリーズは日ハムに軍配

2016年の日本シリーズはセが広島、パは日ハムと共に順当にクライマックスシリーズを勝ち抜き、レギュラーシーズン1位同士の対戦となったが、4勝2敗で日ハムがカープを退け、10年振りの日本一を決めた。

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この記事にあるように1、2戦を広島が穫っての3戦目、札幌ドームでのゲーム、8回の攻防で広島にミスが出てしまい、結果的にここで流れが変わったかなという気がする。あと広島は中継ぎ陣を7回今村、8回ジャクソンと固定して投入したが、これが裏目に出てしまったと思う。第5戦での西川が放ったサヨナラ満塁ホームランで完全に日ハムペースになってしまった。第7戦で黒田と大谷の対決を見たかったです。

でも、今年の日本シリーズは面白かった。両チームとも地元ファンが凄いけど、カープのほうが久々の分応援が凄かったですね。真っ赤に染まったマツダスタジアム、一度は行ってみたいです。マツダスタジアムは12球団で一番いいスタジアムだと思います。

思えば、私が子供の頃カープはとても強かった。北別府とか大野とかいい投手が揃ってたし、打つ方も山本浩二、衣笠とかいい野手が揃っててええチームでした。それがFAで主力が流出し、逆指名でいい選手が入ってこないという悪循環に陥り、なかなか勝てなくなってしまいました。でもこのところドラフトでマエケンとか(メジャーにいっちゃいましたが)野村とかいい新人が獲得できて、黒田・新井が帰ってきたタイミングもよく、今年のチームはいいチームだったと思う。

最後に黒田投手、お疲れ様でした。

平尾さん、逝去

既に皆さんご存知のことと思いますが、日本のラグビー界に多大な貢献をされた、名選手平尾誠二さんが逝去されました。

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昨秋以来体調が悪く闘病されていたということでしたが、全く知らず突然の訃報にとても驚きました。

高3の時に伏見工業で花園を制覇、同志社大学では大学選手権を3連覇、そして社会人では神戸製鋼で日本選手権7連覇の金字塔とその選手生活は輝きに満ちてました。我々の世代でラグビーをしていた人にとって、まず間違いなく憧れた人だったと思います。プレーヤーだけでなく、端正で甘いマスクで女性陣の人気を独り占めしてましたね。ラグビー人気が絶頂だった頃、平尾さんの貢献度はプレーでも人気面でもとても高かったと思います。今、当時の動画をyoutubeなんかで見ると女の子の声援が凄いです。

ポジションはスタンドオフかインサイドセンターでしたが、私はセンターの平尾さんが好きでしたね。日本代表でも活躍、ワールドカップも第1回から第3回まで出場されており、ジンバブエに勝った試合にも出場されてましたし、89年5月に秩父宮スコットランドを撃破した試合にもセンターとして出場されていました。バーズアイと言いますか、スペースを見つけるのが抜群に上手く、クレバーなプレーが好きでした。

現役引退後は指導者としての道を歩み、99年には日本代表監督としてW杯を戦いましたが全敗。この時に現在の代表監督、ジェイミー・ジョセフ氏を起用してます。ジョセフ氏が日本代表の監督に就任したのも平尾さんが撒いた種だったとも言えるでしょう。

享年53歳、あまりにも早い人生のノーサイド。内向きなラグビー界の中では珍しく外の世界の人と交流があり、そういう意味でも本当に惜しい人を亡くしてしまったと思います。2019年の日本で開催されるワールドカップを楽しみにしてたでしょうね。本当に残念でなりません。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

「ハドソン川の奇跡」

先日久しぶりに映画を見てきました、「ハドソン川の奇跡」。


C・イーストウッド監督×トム・ハンクス主演『ハドソン川の奇跡』予告編

題材が2019年に発生したUS Airways 1549便の不時着水事故というだけでも興味をそそられるけど、主演がトム・ハンクス、監督がクリント・イーストウッドと来れば否が応でも期待が高まります。離陸後すぐに両エンジン停止という危機に見舞われるも、ハドソン川に不時着水し155人全員の命を救い、英雄となったはずの機長に一転疑いの目が向けられてしまう。極寒の中不時着水という危険を冒さなくても空港に戻れたのでは?ということで国家が調査に乗り出すことに。機長の運命や如何にー というストーリー。

時間も90分程度でコンパクトにまとめてあるし、冒頭より事故発生時の状況が再現され一気に引き込んでくれます。クリント・イーストウッドはもはや巨匠の風格ですね。「グラン・トリノ」、「アメリカン・スナイパー」、「チェンジリング」など彼が発表するここ一連の作品はいずれも質が高く、何より題材がよいです。トム・ハンクスも流石の演技で10月には「ダビンチ・コード」シリーズの最新作が公開予定ですがこちらも楽しみですね。

しかし離陸直後に両エンジン停止って怖過ぎます。不時着水で命が助かったのはよいけど、こんな経験すると夜中に夢で飛び起きたりうなされそうだし、飛行機も当分怖くて乗れないんじゃないだろうかと思います。

高校生諸君、ラグビーするべし!

ちょっと前にWebで興味深い記事を読んだ。

toyokeizai.net

記事の主旨は「漫然と部活を選ぶのではなくて、ちゃんと考えて選んだ方がいいよ」ということなのだが、記事の中にとても興味深いデータがあったので引用してみる。

http://tk.ismcdn.jp/mwimgs/c/7/1040/img_c703bb0ed94874ad87c0fcf06089a7cd337585.jpg

出典:「漫然と「高校の部活」を選ぶと大きな損をする | 「走り」を制する者は仕事を制す | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準」より 注)データは平成27年度加盟登録状況 。登録人数の多い順に掲載。( )は登録校数 登録者数1万名以上のみを掲載 。野球部に関しては高野連調べ

このデータは高体連が発表した平成27年度の高校生が登録した運動部の人数を表したグラフである。見ての通り男子のトップ2は野球とサッカーで甲乙付け難い。3位はバスケットだが、人数はグッと落ちて野球・サッカーの6割くらい。4位以下は陸上、テニス、バドミントンと続く。ラグビーはかなり下のほうで13位、人数は23,000人くらいでトップ2の1割くらい、ハンドボールにも負けてます。確かにラグビーが盛んな大阪でも、北野等かつての有名校で部員が集まらない状態と聞くし、データで見るとはっきりしてくる。

さて、この記事の筆者は人数が少ないラグビーが結構いいのではないかと述べている。

ラグビーは大学で盛ん、かつ就活にも有利。日本代表も狙える

その理由としていくつか挙げられており、引用してみる。

男子のラグビーは、「甲子園」ほどではないが、「花園(全国高校ラグビー)」の注目度も高い。それでいて、ラグビーの登録校は野球の約4分の1で、競技人口は7分の1ほどだ。しかも、高校から競技を開始しても、日本代表クラスになれるチャンスは十分にある。それだけではない、場合によっては競技以外のメリットも存在するからだ。 カレッジスポーツは野球、駅伝、ラグビーの3つが花形。選手として活躍できれば、偏差値的には高くない高校からでも、早稲田大、明治大などブランド力のある大学にスポーツ推薦で進学できる。また、特定の学校から毎年学生を採用する総合商社も中にはあるなど、名門ラグビー部には、有名企業に入る“特別枠”もあり、就活でも大きな武器になるのだ。

現在はトップリーグ各チームの運営が企業ということもあり、ラグビーの強豪から各企業に入るルートがあるし、競技を続けなくても商社等にはルートがあるだろう。ラグビーを頑張って花園で目立てば、名門の大学から一流企業というところが狙える訳である。代表クラスになれば、最近はトップリーグもプロ契約してくれるケースもあるし、スーパーラグビー等の海外リーグも視野に入って来る。五郎丸なんかがよい例で佐賀工業から早稲田大、ヤマハ発動機とキャリアを積んで、今はフランスのプロリーグの選手となった。

ラグビーという競技はどんな体格でも何かしらポジションがある。小さい人はスクラムハーフで活躍できるし、ずんぐりむっくりで鈍足でもプロップをやればスクラムで活躍できる。背が高ければロックをすればいい。細くても足が速ければウイングでトライを取れて目立てます。高校生、中学生の皆さんは是非ともラグビーに親しんで欲しいです。

協会はこの現状を直視すべし

プレーヤーから見ると競争相手の少ない現状というのは歓迎すべきことかもしれないが、協会サイドから見るとこれはハッキリと非常事態である。平成17年のデータを見ると約3万人の登録者があったが、10年で6千人くらい減ってしまった訳だ。ラグビーは15人制だとやはり30人くらいは部員がいないと練習できないし、怪我のリスクは高いので部員はたくさんほしい。しかし、1校で30人というのはマイナー競技としてはかなりキツいだろう。なので部活動以外でも競技が出来る環境が欲しいところだ。サッカーではJリーグ所属クラブはユース組織を保有することが義務づけられているが、トップリーグも同様の仕組みがあってしかるべきではないだろうか?他には7人制のクラブ、選手権を高校に設けるなど方策はいろいろあるはずだ。