My Generation (自転車と本、あるいは音楽)

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チャーリー逝く。安らかに…

ご存知の方も多いだろう、ロックバンド The Rolling Stones のドラマー、チャーリー・ワッツ氏が 8/24日に亡くなったとのこと。 1941年生まれの80歳、年齢や咽頭がんという病歴からは全然不思議ではないのだけれど、このところ病気が重篤であるとの知らせもなかったので突然の訃報にはかなり驚いた。

同時代を生きた英国ロックバンドにはツェッペリンジョン・ボーナムやフーのキース・ムーン等華麗なプレーで知られるドラマーがいたが、彼らに比べると相当地味だったと思う。バンド内でもキースやミックなどゴシップに事欠かないメンバーとは違いスキャンダルとは無縁だったし、年齢を重ねるほどに英国紳士然とした佇まいが印象的だった。

自身はジャズが大好きでロックにはさほど興味がなかったようだが、シンプルではあるがソリッドな彼のドラミングは間違いなくストーンズの要だった。ジャズ好きのドラマーがロックを叩くというのは、モータウン全盛期のリズム隊ファンク・ブラザーズと同じ構図であり、それはストーンズ独特のビートの鍵だったのかなという気がする。ストーンズの曲はいろんなアーティストがカバーしてるけど、オリジナルに忠実なものはほとんどなく、真似できそうでできないものだったのかなと思う。


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謹んでご冥福をお祈りします。 R.I.P. Charlie.