大相撲九州場所は阿炎が初優勝!
令和4年最後の場所、九州場所は前頭9枚目の阿炎が初優勝!
28年ぶりの巴戦
千秋楽で阿炎が高安を破って12勝3敗で並び、同じく3敗だった大関・貴景勝が関脇の若隆景を退け3敗を死守。このため3敗で並んだ3人による優勝決定巴戦となった。 巴戦は28年ぶりとのことだが、以前に曙、若ノ花、貴ノ花の3者で争った時のことは記憶にある。この時は曙が若貴兄弟を破って優勝だったかと。
まずは阿炎と高安、阿炎がちょっと左に変わった感じで高安がばったり落ちてしまった。次いで阿炎と貴景勝、直前で変化を見せられて考えてしまったか、貴景勝はあまり踏み込めずに押し込まれ阿炎の勝ちで、阿炎の初優勝となった。
それにしても千秋楽で3つ勝って優勝するとは大した集中力、来場所以降も頑張って大関を目指して欲しい。
高安残念、またしても初優勝ならず
高安、先場所に続いて優勝争いに絡んだものの、初優勝ならず。応援してたのだが本当に残念。14日目終わった時点ではこれはチャンスだと思っていたけど、千秋楽で阿炎が残ってました。あー、これは嫌な相手だなぁと思ってたら案の定だった。でも、今年一番土俵を盛り上げてくれたのは高安だと思う。コロナで出場出来なかった場所が2つあったが、残り4つのうち3場所で優勝争いに絡んだ。(でも優勝できないけど)
来年もこの調子を維持できれば還り大関も夢ではないと思う。
正代は関脇に陥落、御嶽海も返り咲きならず
正代も御嶽海も覇気がなくてダメですね。正代は来場所10勝すれば大関に戻れるが今のままだと難しいだろう。
来場所の予想番付
今場所は3関脇、4小結と異例だったが、来場所は横綱、大関が一人ずつとなってしまったので、今場所同様3役の数を増やすのではないか。
東 | 西 | |
---|---|---|
照ノ富士 | 横綱 | |
大関 | 貴景勝 | |
豊昇龍 | 関脇 | 若隆景 |
高安 | 関脇 | 正代 |
霧馬山 | 小結 | 琴ノ若☆ |
明正 | 小結 | 若元春☆ |
翔猿 | 前1 | 大栄翔 |
翠富士 | 前2 | 阿炎 |
玉鷲 | 前3 | 御嶽海 |
佐田の海 | 前4 | 錦富士 |
竜電 | 前5 | 錦木 |
高安の関脇復帰は少し微妙*1だけど、前頭筆頭で12勝だから数字的には問題ない。琴ノ若も筆頭で9勝だから文句なし、明正も小結に戻れそう。琴ノ若はやっと三役が回ってきた。一番微妙なのは若元春。東前頭4枚目で10勝だったので、ちょっと無理筋かも。筆頭あたりが妥当なところだけど、8敗の小結2人が筆頭におりてくるから、その次だと2枚目ということになるが、10勝して2つしか上がらないというのもそれはそれで厳しいし、他の力士も渋滞して上げられなくなる。正月だし、ここは気前よく上げてもいいのではないか。
なかなか突き抜けた強さを見せる力士が出てこないけど、琴ノ若、錦富士あたりには期待している。平戸海、王鵬も先々が楽しみ。熱海富士は再度十両で鍛え直して欲しい。