My Generation (自転車と本、あるいは音楽)

自転車での走行記録とか好きな本や音楽などをメインにお届けします

背割堤、嵐山まで久しぶりに自転車

先週は桜を観に背割堤まで久しぶりに自転車に乗りました。

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花粉症なんであまり花見に行くこともないけど、かなり暖かくなってきたし、たまには外に出るのもいいかと。 今年は結構寒かったせいか、花粉の終わりが遅いですね。帰ったら目が痒くてしかたない。

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木津自転車道への分岐点、やっと舗装されたみたいだけどいつになったら通れるのだろう。

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ちょうど満開だったみたいでタイミングよかったです。

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結構な人手でしたがコロナ前はもっとすごかったんでしょうね。

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今週はもう少し足を伸ばして嵐山まで。道の名前が京奈和自動車道に変わってました。ここを起点に以前の嵐山自転車道、木津自転車道で奈良に入り、奈良では山のふもとを通って和歌山に抜け、紀の川沿いに和歌山市まで全長180kmくらいが京奈和自動車道として整備されているようですね。

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先週より更に天気がよく気温も高かったです。そのせいか、花粉もいっぱい飛んでたようでかなり辛かった。早くシーズンが明けてほしい。

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嵐山も結構な人手でした。自転車乗りの皆さんもたくさん走ってましたね。以前に比べて女性比率がだいぶ増えた気がします。

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梅雨に入るまでは一番いい季節ですから、走れるうちに走っておこう思います。

若洲海浜公園

次の秋で東京生活も丸2年経過になりますが、ようやくクロスバイクを入手してポタリングできるようになりました。今週は臨海地帯の先の方に出かけてみました。

コースはこんな感じになってます。このあたりは埋立地なのでほぼフラット。

途中の夢の島公園にて。東京での相棒はBruno のクロスバイク Touring Flat(2018モデル)。クロモリ製でホリゾンタルなところ、落ち着いた色が気に行ったので購入しました。輪行を見据えてフォールディングやミニベロとか色々考えましたが、小径車は値段もそこそこするし、まずはこの辺りから始めようかと。

途中の道はこんな感じで広いのは広いのですが、その分でっかい貨物用車両がビュンビュン走ってます。

1時間くらいで若洲海浜公園に到着。ここにはゴルフ場やキャンプ場も併設されてます。

羽田空港方面。思ったより開けてます。

1週2kmくらいのサイクリングロードもあります。

東側の対岸は夢の国ディズニーランド。

北東側は葛西臨海公園

東京ゲートブリッジはこの公園の上を通っています。この橋は東京港臨海道路の一部で大井ふ頭のほうまで繋がってます。大型の船が通るので55mくらいの高さがあります。

釣り人がたくさんいてはります。

都心方面。夜見ると綺麗そうな感じがしますね。橋もライトアップされるようです。

往復30kmくらいでちょっと走るには手ごろですが、広い道は車が多いのでルートを考えないといけないです。

竹内峠から水越峠

記事の日付が前後しますが、6/11日(土)に竹内峠方面を走りました。

実はこのコースロードバイクに乗り始めた頃に一度チャレンジしたコースです。その時は乗り始めて間もなく真夏だったということもあって(単なる言い訳ですが)竹内峠を登るのがやっとこさで、帰りは輪行で帰ったという顛末でした。

その時の記事が下記です。

mucho66.hatenablog.com

もう5年前になるんですね。月日の経つのは早いものです。で、今回も行きは竹内峠、帰りは祈りの滝を見に水越峠で戻るルートを走り、余力があれば南河内グリーンロード、なければ石川沿いの自転車道で帰るというプランです。

f:id:mucho66:20160611121548j:plain:h450:left石川沿いから分岐してR165を道なりに走っていくとこんな感じの道になります。

更に進むと竹内街道の看板が出てくるのも以前と同じ。 f:id:mucho66:20160611121528j:plain:w500

途中で近鉄南大阪線上ノ太子駅を通ります。 f:id:mucho66:20160611122029j:plain:w500

f:id:mucho66:20160611122508j:plain:h450:left上ノ太子駅を過ぎると旧道の竹内街道は舗装の色が変わってきます。以前はここまでキレイじゃなかった気もします。

今回はちょっと寄り道して、叡福寺に寄ってみました。観光客もまばらでなかなか静逸な空間です。
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これが南大門です。創建は725年くらいらしいです。 f:id:mucho66:20160611123653j:plain:w500

f:id:mucho66:20160611123739j:plain:h450:left多宝塔です。

ここには聖徳太子の廟所とされるところがあります。ちょっとだけ登るようになってます。
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登ってみるとこんな感じです。古墳に行くと必ずある宮内庁の看板?もあります。
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戻って旧街道を登っていくと道の駅「近つ飛鳥の里太子」の裏側に出ます。飛鳥という地名は奈良の飛鳥地方にもありますが、こちらは「遠つ飛鳥」というそうです。都のあった難波宮森ノ宮付近)から見て近い、遠いということのようです。同様の言い方で「近江」「遠江」がありますね。大和から近い江(湖)琵琶湖を近江、遠い浜名湖をを遠江と古来呼んでいたそうです。余談ですが近江に居着いた藤原氏を近藤さん、遠江に居着いた藤原氏を遠藤さんというそうです。
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f:id:mucho66:20160611130258j:plain:h450:left飲料を補給・補充して竹内峠に挑みます。この時点で気温が28度です。
f:id:mucho66:20160611131758j:plain:h450:left峠の頂上に来ました。5年前は七転八倒してやっとこさでしたが、今回は割とすんなり登れました。つづら折りもなく斜度も高さもさほど厳しくないんでこれくらい普通に登れないといけませんね。
f:id:mucho66:20160611131823j:plain:h450:left奈良側を望むとこんな感じです。

奈良に降りてからですが、今回は当麻寺はパスしてr30を南下、水越峠へ向かいました。峠へ繋がるR309へは名柄の交差点を右折すればいいんですが、通り過ぎて名柄郵便局付近より西進します。
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f:id:mucho66:20160611142402j:plain:h450:left奈良側から見る葛城山です。私、結構この風景が好きですね。この日は天気がイマイチでした。
f:id:mucho66:20160611143336j:plain:h450:left道なりに進むと一瞬R309に合流しますが、すぐに二股に分かれます。右側の旧道を走ります。旧道に入るとつづら折りの坂が待ってます。
f:id:mucho66:20160611144843j:plain:h450:left竹内峠に比べると斜度も高さもグッとハードになりますが、旧道なので交通量は少なく車を気にせず登れるという利点はありますね。祈りの滝が途中に出てきます。かなりしんどかったですが、何とか休憩無しでここまで登れました。
f:id:mucho66:20160611145205j:plain:h450:left祈りの滝です。役の行者がここで身を清め祈りを捧げたという伝承があります。
f:id:mucho66:20160611145534j:plain:h450:left湧き水がありまして、飲用できます。水質検査等しているらしいです。
あとちょっとだけ登りがありました。なかなか登ってきたなあという実感があります。
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f:id:mucho66:20160611151333j:plain:h450:leftここが峠の頂上です。思いのほか、車が停めてあります。みんなここからトレッキングに行くみたいですね。
大阪側に下ると千早赤坂村に出ます。ここでソフトクリームが食べたくなって、近辺のワールド牧場に行ってみようと思い向かってみました。しかし、ワールド牧場は小高い丘の上にあって、ここの坂がきついのなんの、半端なかったです。ヘロヘロになったのに駐車場からはアイスがゲットできませんでした。入場料払えばありつけそうでしたが、そのために1000円ちょっと払うのもなんだかなあということで、アイスはあきらめました。 f:id:mucho66:20160611154729j:plain:w500

平地からあっという間にこれくらいは登らないといけません。 f:id:mucho66:20160611155030j:plain:w500

結局この後は大人しく石川沿いの自転車道で帰りました。この日は全部自走で約90kmでした。

貴船神社に行きました

6/4日(土)のことですが、以前から行ってみたかった、貴船神社に行ってきました。

f:id:mucho66:20160604130714j:plain:h450:leftGWくらいからボチボチ乗ってはいたものの、あまり長距離も自信がないのでスタート地点は京阪枚方市駅そばの関西医大の近くに車を止めてスタート。この日は家を出るのが遅かった上に淀川沿いに行くはずが間違って一号線に行ってしまい時間を大きくロスしてしまった。とりあえず淀川ー桂川とCRを乗り継いで、途中から京都市内に入って東寺に出たところ。
更に北上してJR二条駅の近くで昼食。ランチ後、更に北上すると後輪のタイヤがどうもおかしい。空気圧が下がってます。止めてみてエアを入れてみるととりあえずは入るので、パンクではないみたい。バルブの締めが緩くて抜けてしまったんだろう。 f:id:mucho66:20160604132515j:plain:w450

f:id:mucho66:20160604144304j:plain:h450:left貴船口に来ました、こちらを左側に行って貴船神社方面に向かいます。登ってますが斜度は緩いのでそんなにキツくないです。右へ行くと鞍馬寺で、時間があれば行く予定だったんですが、この時点で15時くらいなのでちょっと厳しいか。
f:id:mucho66:20160604145509j:plain:h450:left貴船神社に到着です。まだハイシーズンではないと思うけど、それなりに観光客がいます。やはりというか若い女性が多いですね。
最近は縁結びのパワースポットとして有名らしいですが、おっさんにはあまりご利益がなさそうです。

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f:id:mucho66:20160604151129j:plain:h450:left多少なりとも登ってきたので少しは涼しいです。この日は天気がイマイチでした。このところ関西は週末の天気があまりよろしくありません。
奥宮です。本来的には本宮ー奥宮ー結社という順で参拝しないと、婚活的にはよろしくないらしいです。
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f:id:mucho66:20160604151832j:plain:h450:leftで、時間も気になるのでそそくと帰りました。淀川沿いの駐車場は19時までに出ないといけません。川床はもうオープンしてるみたいでした。
f:id:mucho66:20160604151815j:plain:h450:left神社付近はこのような感じで料亭が並んでおります。
後輪の空気もなんとか持ったみたいですが、久しぶりの長距離でなかなか疲れました。この日は90km走りました。

こちらは最近知った南河内グリーンロードという農道の途中にある展望台です。南河内は石川沿いに自転車道があるんですが、それよりちょっと東側にある広域農道です。

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アップダウンが繰り返されるコースですが、柏原側からアプローチすると登りが多く、反対に河南町方面から来ると下りが多くなるようです。写真ではよくわからないですが、肉眼ですとPLの塔がよく見えます。 f:id:mucho66:20160522134723j:plain:w450

宮本輝「田園発、港行き 自転車」

宮本輝の最新作「田園発、港行き 自転車」は氏の縁の土地である富山県が舞台だった。

田園発 港行き自転車 (上)

田園発 港行き自転車 (上)

田園発 港行き自転車 (下)

田園発 港行き自転車 (下)

本作は北日本新聞に連載されていたのを単行本したもので、北陸新幹線の開通に併せて出版されたものである。なので、半年くらい前に店頭に並んでいる。私も発売とほぼ同時に買って程なく読み終えていたのだが、ブログに書こうと思いながらも半年が経ってしまった。

本作のキーワードは「自転車」と「富山」。いろんな登場人物が2つのキーワードを軸に交錯する。またこの物語は2つの家族「賀川家」と「脇田家」を中心とした物語でもある。東京で暮らす絵本作家の賀川真帆が「賀川家」の代表である。一方の「脇田家」は富山県入善町にあり、上京してOLをしていた脇田千春は東京にどうしても馴染めずに故郷に帰る。2つの家を繋ぐのが真帆の父で、自転車メーカーカガワサイクルの社長だった賀川直樹は15年前に富山で謎の死を遂げていた。父の死の謎を解き明かしたくなった真帆は京都にある自分の絵本の出版社で自分を担当してくれている編集者の多美子を伴い富山へ行き、自転車で現地を走り回る。そのことが運命の歯車を回し、思わぬことが明らかになってくるー

他にも魅力的な登場人物がたくさん登場する。脇田千春の東京時代の上司である川辺は娘の不倫に頭を痛めている。川辺の同級生でバーのバーテンダー日吉、千春の甥っ子で誰からも可愛がられる中学生の佑樹など枚挙に暇がない。上下巻で800頁くらいあるが、様々な登場人物が織りなす群像劇、そして群像の物語が動いた時の醍醐味が味わえて一気に読めます。いろんな人物がいるので感想は人それぞれだと思う。私は読み終わった後、なんか清々しい気分になった。

そして舞台となる富山県が素晴らしい!昔ながらの風情が残る「北国街道」、キラキラと光る日本海を望む富山湾、その富山湾に注ぐ清流黒部川黒部川のほとりには田園が続く。そして宇奈月の手前にある赤い「愛本橋」。そのバックには雄大な立山連峰がそびえる。

前にも富山を自転車で走る企画はあったのだが、果たせずじまい。ますます富山を自転車で走りたくなってしまった。でも、リベンジは来年かな。